苦しむアーセナルにも希望はある 最終ラインで伸びる22歳の逸材DF

アーセナル守備陣で奮闘するマガリャンイス photo/Getty Images

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守備陣を支える若き守備者

2020-21シーズン、プレミアリーグで苦しい戦いを強いられているアーセナル。第10節までを終えて、稼いだ勝ち点はわずか「13」。開幕前には優勝争いに加わることを期待されていた名門だが、ここまではまさかの14位に甘んじる結果となっている。

その大きな要因として、各方面から指摘されているのは深刻な得点力不足だ。ここまでのチーム得点数「10」は、リーグで4番目に少ない数字。同じ“ビッグ6”の一角に数えられるリヴァプールやチェルシーの「22」と比べて半分以下というのは、なんとも寂しい数字だ。

しかし、その一方では希望もある。例年のチームと比較して、今季のアーセナルは失点がそれほど多くないのだ。ここまでのリーグ戦で喫した失点は「12」。最も少ないトッテナム(9失点)との差はわずか「3」しかない。ここ最近はネガティブな話題ばかりが先行するアーセナルだが、希望の光はある。
そんな守備陣を牽引する存在となっているのが、今季リールから加入したDFガブリエウ・マガリャンイスだ。22歳の若きセンターバックは、開幕から守備陣の中心としてアーセナルの最終ラインに君臨。ここまで11試合に出場し、長年ガナーズが悩まされてきたディフェンス面の問題を解決すべく奮闘している。チームの状態こそ芳しくないが、個人として彼の活躍は称賛されるべきだろう。クラブOBのイアン・ライト氏も、そんなマガリャンイスには称賛の言葉を送る。英『Daily Mirror』が伝えた。

「正直に言うと、今のところガブリエウはかなりうまくやっていると思うよ。たしかに、適応に苦しんだ部分もいくつかはあった。でも、アーセナルで光り輝いている選手を挙げるなら、彼は間違いなくそのうちの一人になるだろう。彼は最善を尽くしているよ」

優れたディフェンス能力を武器として、早くもアーセナル守備陣の中心となっているマガリャンイス。まだ22歳ということあって、彼の能力は今後さらに伸びてくることだろう。今季なかなか結果が出ないアーセナルではあるものの、最終ラインでは未来あるヤングタレントが順調に育っている。

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