「彼らがチャンスをくれたから」 ラッシュフォードはこれからもマンUと共に

下部組織時代からマンUと共に歩んできたラッシュフォード photo/Getty Images

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若きエースが抱くクラブ愛

若き実力者というのはいつの時代も他クラブからの興味を引くものだが、マンチェスター・ユナイテッドのエースはこれからも長く赤い悪魔で戦い続けることとなるのだろうか。同クラブに所属するイングランドFWマーカス・ラッシュフォードが、自身がこれから歩むキャリアについて語っている。

デビューから数年間は期待の若手という立場から脱却し切れていない印象もあったが、昨季公式戦44試合で22ゴールを記録したことで一気にエースとしての地位を確立したラッシュフォード。今季もここまでリーグ戦では3ゴールにとどまっているものの、公式戦全体ではすでに10ゴールを挙げている。まだ22歳ということもあり、そんな同選手が近い将来に他クラブの引き抜きに遭う可能性を懸念しているファンも少なくはないだろう。

しかし、ラッシュフォードが胸に秘めるマンUへの想いは強い。たとえ将来的に他クラブからのオファーが届いたとしても、同選手にマンチェスターを離れる意思はないようだ。赤い悪魔の若きエースはその理由について次のように語る。英『Daily Mail』が伝えた。
「僕はユナイテッド以外で過ごす未来を想像したことなどないよ。それは子どもの頃からそうだ。他クラブのシャツを着るなんて考えられないね。このクラブのためにできる限りのことをしたい。長い間ここにいたいのさ。今年起こった全ての良いことは、彼らがチャンスをくれたから経験することができたんだ」

「僕とユナイテッドの絆は、人々が思っているよりもずっと深い。多くの人は僕がトップチームでプレイし始めてからのことしか見ていない。だけど、それ以前から僕とユナイテッドの関係は続いていたんだ。彼らは僕に自分自身を表現する機会を与えてくれた。サッカーの才能があると気づかせてくれたんだ」

幼い頃から自身に居場所を与えてくれたマンUに対して、ラッシュフォードは相当に恩義を感じている様子。ユース時代に練習へ向かう際、家庭の事情で送迎が難しいときもクラブが率先して車を出してくれたことなどについても触れながら、同選手はマンUに対する熱い思いを語っている。

もちろん彼もサッカー選手である以上、将来何が起こるかはわからない。どこかでフォームが著しく低下することとなれば、クラブも放出を考えざるを得ないだろう。しかし、今後ラッシュフォードが自分からマンUを去る決断をするということだけはないか。若きエースが愛するクラブと歩む物語は、これからも長く続くこととなりそうだ。

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