最も対戦しやすかった相手は意外な男 元プレミア戦士が挙げる名手とは

かつてフラムなどで活躍したザモラ氏 photo/Getty Images

“リヴァプールの闘将”は与し易い?

マッチアップした際に最も厄介だった選手は誰か。これはサッカー界における定番の質問と言えるだろう。世間ではあまり評価されていなくとも、ワールドクラスの選手が認めている実力者というのは一定数存在する。今年1月、バルセロナのリオネル・メッシが「誰が最もタフなマンマーカーだったかはそれほど覚えていないけど、思い浮かぶのはジローナの選手だ」と、世界的にそれほど名前が知られていないDFパブロ・マフェオ(現ウエスカ)を指名したことも記憶には新しいところだ。

しかし、最も厄介だった選手を挙げたのちに、その全く“逆パターン”の選手をも名指した人物がいる。それは、かつてブライトンやウェストハムで活躍した元イングランド代表FWボビー・ザモラ氏だ。同氏は現役時代に一番マッチアップしたくなかった選手に元チェルシーのDFリカリド・カルバーリョ氏を挙げると、その後に最も相手にするのが簡単だった選手についても話している。英『Daily Mirror』が伝えた。

「私が最も対峙したくなかった選手は、チェルシーにいたカルバーリョだよ。彼は大きくもないし、スピードがあるわけでも、フィジカルが強いわけでもない。だけど、ゲームを読む力は抜群だったね。純粋な能力は平均的なのに、それをセンスで上手くカバーしていた。それに、とても狡猾なんだ。彼とマッチアップした際、私は何度もイエローカードをもらってしまってね。とにかくイライラさせられたよ」

「それとは逆に、最もマッチアップしやすかったのはジェイミー・キャラガーだと思う。私は彼よりも速くて、フィジカルも強かった。2、3回対峙した後、彼は私を止めることを半ば諦めていたね」

最も対戦しやすかった選手として、元リヴァプールのジェイミー・キャラガー氏を挙げたザモラ氏。キャラガー氏といえばリヴァプールの最終ラインに君臨する精神的支柱だった選手だが、同氏にとってはかなりやり易い相手だったようだ。そのキャリアでキャラガー氏とは10回対戦し、2ゴール2アシストを記録している同氏。かなり意外な名前だが、データ的に見てもリヴァプールの闘将に対するザモラ氏の相性は良かったようだ。

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