あのロイ・キーンもお手上げ? マンUの“闘将”を困らせた3人の中盤戦士

かつてマンUで活躍したキーン氏 photo/Getty Images

「私のことを躊躇なく蹴ってくる」

かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍した“闘将”。そう聞けば、多くの人は1997年から長きにわたって赤い悪魔を主将として牽引した元アイルランド代表MFロイ・キーン氏を思い浮かべることだろう。1998-99シーズンに成し遂げた3冠(プレミアシップ、FAカップ、チャンピオンズリーグ)の立役者であり、“鬼教官”の如く常にチームを鼓舞し続けた同氏。間違いなく、彼はマンUにおけるレジェンドと呼ぶにふさわしい存在だ。

そんなキーン氏は、もちろんプレイ面でもマンU随一の実力者だった。激しい寄せが光る守備に、空いている味方を見逃さないパス。中盤からゴール前へ飛び出してのフィニッシュワークにも優れ、チームに1人は欲しい選手だったと言える。しかし、そんなキーン氏にも現役時代にマッチアップするのを嫌った選手というのは何人か存在したようだ。

そのなかでも、キーン氏が「最も厄介だった」と挙げるのは少々意外な3人。英『Daily Mirro』によると、同氏が苦手意識を持っていたという選手は、ハードな当たりを繰り返してくる中盤戦士だ。その3人について、キーン氏は次のようにその印象を語っている。

「何年も前の話になるが、デイビッド・バッティ(元リーズ・ユナイテッドなど)とロブ・リー(元ニューカッスルなど)にはプレミアシップで対戦するたびに試合を難しくさせられたよ。ガリー・スピード(元ニューカッスルなど)もそうだね。本当に素晴らしい選手たちだった。彼らのチームと対戦した試合は、そのどれもがタフなものとなったことを覚えているよ。皆マッチアップした際には本当に厄介に感じたね。私のことを躊躇なく蹴ってくるんだ。もちろん私もやり返したが、そんな関係は何年も続いたよ」

キーン氏もなかなかにハードなディフェンスをする潰し屋だったが、そんなマンUのレジェンドにも怯まなかった3名の選手たち。少し意外なチョイスとなったが、彼らは今でも“闘将”にとっては忘れがたい存在なようだ。

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