走って走って強敵を迎え撃つ “走力”で生き残り懸けるビエルサ流の戦い

プレミアの舞台で走り続けるリーズ photo/Getty Images

昇格組が生き残るために

開幕戦からリヴァプールと4-3の打ち合いを演じ、マンチェスター・シティには1-1でドロー、ニューカッスル相手には猛攻で5-2の勝利を収めるなど、今季プレミアリーグに昇格してきたリーズ・ユナイテッドは非常に面白い。

先日はマンチェスター・ユナイテッドに2-6のスコアで敗れたものの、強敵相手にも果敢にぶつかっていくスタイルをサポーターも楽しんでいるのではないだろうか。

マルセロ・ビエルサ率いるリーズの特長の1つが「走力」だ。タレント力で劣る昇格組が結果を残していくには、質より量で勝負すべきところもある。ひたすらに走って数的優位を生み出していく。それが昇格組の生き残る道の1つだ。

英『sky Sport』のデータによれば、リーズはほとんどのゲームで相手チームを走行距離で打ち負かしている。

例えば開幕節3-4で敗れたリヴァプール戦では相手より5.5kmも多く走り、4-3で勝利した続くフラム戦では7kmも多く走った。

他にもマンC戦では6.6km多く、アーセナル戦では6.7km、アストン・ヴィラ戦では8.9kmも多く走った。

平均すると常に相手チームより4.3km多く走っていることになるそうで、このあたりはビエルサ流か。順位は14位とまだまだ安心できる位置ではないが、終盤まで走り切って何とか残留を勝ち取りたいところだ。

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