プレミア最強の空中戦&地上戦コンビになれる? マンUのカギ握る“2人”のDF

バイリーの実力はワールドクラス photo/Getty Images

互いの長所を活かせればプレミア屈指のコンビに

マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ制覇まで突っ走ることができるのか。そのカギは身体能力抜群のセンターバック2人が握っているのかもしれない。

1人は今季リーグ戦全試合に出場しているDFハリー・マグワイアだ。マグワイアは不安定な部分もあるが、空中戦の強さは本物だ。ここまでリーグ戦では68回の空中戦勝利数を記録しており、これはプレミアリーグ全体で6番目の数字だ。空中勝負でマグワイアに勝てるアタッカーはほとんどいない。

問題はマグワイアの相棒だ。ヴィクトル・リンデロフが務める機会が多いが、マンUにはDFエリック・バイリーがいる。26歳のバイリーが怪我なくフル稼働できれば、マグワイアとバイリーのコンビがファーストチョイスになるのではないか。

バイリーの場合はスピードがあり、カバーリングの範囲が広い。マグワイアの持ち味が空中戦にあるとするなら、バイリーの強みは地上戦か。長いリーチでボールを絡め取るディフェンスはワールドクラスだ。

マンUが誇るパワー自慢DFマグワイア photo/Getty Images

優勝を狙うことも可能

今季もバイリーは筋肉系の怪我で離脱していたが、12月26日のレスター・シティ戦からは3試合連続でフル出場。レスター・シティ戦は2-2で引き分けたが、バイリーはチームトップとなる5回のクリア回数を記録。これは続くウォルバーハンプトン戦も同じで、バイリーはチームトップとなる3回のクリアを記録して1-0の勝利に貢献。このゲームではインターセプト数もチームトップの4回だった。

さらに2-1で勝利した1日のアストン・ヴィラ戦でもチームトップとなる6回のクリアを記録。コンディションが整っている時のバイリーは驚異のセンターバックへと変化する。守備力ならマンUセンターバック陣の中でもNo.1と言っていいはずだ。

ポール・ポグバ、ブルーノ・フェルナンデス、マーカス・ラッシュフォード、アントニー・マルシャルら攻撃で違いを生みだす選手たちが結果を残し続け、マグワイアとバイリーのコンビが機能すればリヴァプールとの接戦を制してプレミアの頂点に立つことも不可能ではないだろう。バイリーのフル稼働こそ、マンUにとって1番の補強だ。(データは『WhoScored.com』より)

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