まだ“20歳”なのに驚異の得点力 ドルトムントで磨かれるハーランドの才能

ライプツィヒ戦で2得点を挙げたハーランド photo/Getty Images

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「本当に特別な選手」

やはりドルトムントにはこの男が必要。現地時間9日に行われたブンデスリーガ第15節のRBライプツィヒ戦を見て、改めてそう思った人は多かったはずだ。その男とは、もちろんノルウェー代表FWアーリング・ハーランドだ。

負傷の影響で2020年最後のリーグ戦4試合を欠場するも、ここまで10試合の出場で12得点を挙げているハーランド。加入からまだ1年しか経過していない同選手だが、すでに彼はドルトムントに必要不可欠な存在になっていると言っていいだろう。彼の不在時にチームの攻撃力は大幅に低下していたことを考えると、替えが効かないのは明らかだ。ライプツィヒとの大一番でも、この20歳は2ゴールを挙げる活躍でドルトムントを勝利に導いてみせた。

そんなハーランドに対する称賛が止むことはない。かつてドイツ代表で活躍したユルゲン・クリンスマン氏は米『ESPN』に対して、このライプツィヒ戦における同選手のパフォーマンスを絶賛。たった一人で複数の守備者を相手できるほどのアタッカーになったと、ドイツのレジェンドは次のように語っている。
「ハーランドはこのライプツィヒ戦で確かな足跡を残した。2つの美しいゴールを決めただけでなく、彼はライプツィヒのディフェンスライン全体を一人で相手にしていた。非常に印象的だったと同時に、驚かされたよ。月日を重ねるごとに、彼は強固なアタッカーとして成長を見せている。加入当初とは比べ物にならないほど、今の彼は自信に満ち溢れているように見えるよ。本当に特別な選手だと言わざるを得ないね」

ザルツブルク時代からハーランドの圧倒的な得点力は注目を集めていたが、ドルトムント加入以降その能力にはさらに磨きがかかったとクリンスマン氏。たしかにライプツィヒ戦でのパフォーマンスを見れば、同氏がそう思うのも無理はないのかもしれない。

ドイツにて、驚異的な速度で世界トップクラスへの階段を駆け上がるハーランド。はたして、この怪物FWは一体これからどれほど影響力のある選手となっていくのだろうか。ノルウェーのヤングストライカーが真のワールドクラスとして認知される日もそう遠くはないはずだ。

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