身長差は“約25cm” 快速の伊東と2mの巨人ストライカーは止められない

ヘンクの攻撃に欠かせない伊東 photo/Getty Images

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リーグを代表するホットラインに

ベルギーのジュピラー・プロ・リーグでは多くの日本人選手が奮闘しているが、特に印象的なのがアシスト部門だ。

こちらではヘンク所属のFW伊東純也、シャルルロワ所属のMF森岡亮太が7アシストずつ記録しており、これは現時点でリーグ3番目に多い数字だ。トップはルーヴェンMFグザヴィエ・メルシエで12本となっているが、伊東と森岡にはまだアシスト王になる可能性も残されている。

特に今回注目したいのは伊東の方だ。伊東が所属するヘンクはここまで勝ち点38を稼いで2位につけており、勝ち点42で首位を走るクラブ・ブルージュを懸命に追いかけている。リーグ制覇へ伊東のチャンスメイク力が武器の1つになるのは間違いない。

前線に構えるオヌアチュ photo/Getty Images

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ベルギー国内では敵なしの巨人FW

そして伊東にとって強力なパートナーとなっているのが、最前線に構える26歳のナイジェリア人FWポール・オヌアチュだ。伊東の身長が176cmとなっているのに対し、オヌアチュは201cm。もはや子供と大人のようなサイズ差だが、このホットラインが今のヘンクには欠かせない。

伊東がここまで決めた7アシストのうち、実に4つがオヌアチュに対してのものだ。オヌアチュへのアシスト数としては伊東がチームNo.1となっているため、オヌアチュにとっても伊東の存在は大きい。今やこのホットラインはジュピラー・プロ・リーグを代表するものとなりつつある。

オヌアチュの方は伊東やダニエル・ムニョスのアシストもあり、ここまでリーグトップとなる19得点を記録している。19試合に出場して19得点の数字を見れば、オヌアチュが特別な能力を持ったストライカーであることが分かってくるだろう。

201cmのサイズを活かし、空中戦勝利数もリーグ全体で6番目に多い70回を記録。ドリブルやパスなど器用さは持ち合わせていないが、パワー勝負とゴール前での得点感覚はリーグ屈指のレベルだ。

伊東とオヌアチュは逆転優勝へのカギを握る存在であり、サイドを疾走する伊東と中で構えるオヌアチュのコンビはサポーターを魅了し続けている。(データは『WhoScored.com』より)

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