T・シウバからトゥヘルへの信頼 ベテランDFが指揮官へ抱き続けるリスペクト

PSGに続き、チェルシーでも共闘することとなったT・シウバ(左)とトゥヘル監督(中央) photo/Getty Images

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「ここに来たのは本当に特別なこと」

別れを告げてからわずか半年、当人たちもまさかここまで早く再会を果たすことになるとは思ってもいなかったことだろう。人生というのは、どこで何が起こるかわからない。昨夏、パリ・サンジェルマンの退団に伴ってトーマス・トゥヘル監督と別の道を歩むこととなったDFチアゴ・シウバだが、現在はチェルシーで早くもこの指揮官と再び共闘することとなっている。

とはいえ、この再会がチェルシーにとってプラスに働くかはいまだに不透明と言えるだろう。昨季チャンピオンズリーグ決勝まで進んだチームの強力タッグが再結成となったわけだが、二人の関係は共闘前まで“出ていかれた指揮官”と“出ていった選手”だった。契約満了での退団だったとはいえ、トゥヘル監督の残留要請を蹴ってチェルシー移籍を決めたとも当時は報じられたT・シウバ。新指揮官との関係は微妙かもしれない。トゥヘル監督就任以降、そんな懸念は現地で渦巻いている。

だが、そんな心配は杞憂に終わるのか。どうやら、T・シウバとトゥヘル監督との間にそこまでの溝は生じていないようだ。このベテランDFは自身のSNSにて、このトゥヘル監督就任について次のように綴っている。
「パリではトーマス・トゥヘルと共に信じられないほどの2年間を過ごした。彼がここに来たのは、僕にとって非常に特別なことだよ。もちろん、ランパードが僕にしてくれたことにもとても感謝している。クラブに初めてやって来た日から、彼のチームは僕を気にかけてくれた。まるで10年間一緒にいたような感覚になったよ。本当に感謝している」

ランパード前監督への感謝を述べつつ、トゥヘル監督の就任を喜ぶ投稿をアップしたT・シウバ。過去の因縁も心配されたが、どうやら新指揮官との関係は今でも良好なようだ。過去には、最も影響を受けた指揮官の一人としてトゥヘル監督の名前を挙げていたT・シウバ。ベテランDFはこのドイツ人指揮官に対するリスペクトを、今も失ってはいない。

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