日本代表でもう1度“ドヤ顔”は見られる? 仏で戦う川島永嗣の可能性

ストラスブールで奮闘する川島 photo/Getty Images

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守護神争いはどうなるか

2022年のカタールワールドカップへ向け、日本代表は誰にゴールマウスを任せるべきなのだろうか。

最近の森保ジャパンの招集メンバーから考えると、清水エスパルスの選手としてJリーグの舞台へ戻ってきた31歳の権田修一、ベルギーのシント・トロイデンで出番を掴んでいる29歳のシュミット・ダニエル、今年からポルトガルのポルティモネンセへ移籍することになった25歳の中村航輔、サンフレッチェ広島で経験を積む東京五輪世代の21歳GK大迫敬介も候補か。

しかし、フランスのストラスブールでプレイする37歳の川島永嗣のことも忘れてはならない。川島は森保ジャパン発足後も召集されてきたが、守護神候補にはならなかった。なぜなら、所属するストラスブールで出番がなかったからだ。
それが今では状況が変わっている。15位と残留へ向けて奮闘するストラスブールは川島を先発に固定しており、昨年11月22日のモンペリエ戦から14試合続けてゴールを守っているのだ。

シント・トロイデンの守護神を務めるシュミット・ダニエル photo/Getty Images

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日本代表にまだ絶対的守護神はいない

中盤戦の時点では24歳のビングル・カマラがゴールを任されていたのだが、今では川島の方が序列が上になっている。ストラスブールはお世辞にも強豪とは言えないチームだが、リーグ・アンにて川島が出番を掴んでいるのは大きい。日本代表の守護神候補としてもう一度議論すべきだろう。

最近では欧州でプレイする日本人GKも増えており、やはり欧州の選手たちが放つ強烈なシュートを日頃から経験できているのは大きい。0-4と圧倒されてしまったが、川島はパリ・サンジェルマン戦でも90分間ゴールマウスを守っている。

数字で見ると、ライバルのカマラは51.4分に1点のペースで失点しているのに対し、川島は57.6分に1点。僅かな差ではあるものの、ストラスブールを指揮するティエリー・ローリーは川島の方を評価しているのだろう。

今のところ、日本代表に絶対的守護神はいない。川島は3月に38歳の誕生日を迎えるが、GKは年齢よりパフォーマンスで選ぶべきだろう。川島にも4度目のワールドカップを目指すチャンスはあるはずだが、もう1度代表で川島のドヤ顔を見ることはできるのか。守護神争いは荒れそうだ。

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