ガットゥーゾ監督、ユヴェントス戦がラストチャンス? 気になる闘将の去就

今後の去就に注目が集まっているナポリのガットゥーゾ監督 photo/Getty Images

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「船長は犠牲にならなければならない」

ナポリの指揮官を務めるジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が、自身の今後について語っている。

ガットゥーゾ体制2年目を迎えたナポリは今季、ここまで20試合を消化して12勝1分7敗(勝ち点「37」)。2021年に入ってからは、スペツィアやジェノアといった格下相手に勝ち点を取りこぼすことも多々あり、暫定ではあるものの6位に沈んでいる。このことに加えて、コッパ・イタリアでは準決勝でアタランタを相手に2戦合計スコア1-3で敗戦。決勝進出を逃したことで、地元イタリアではガットゥーゾ監督の解任及び、ナポリ新指揮官の就任候補などの報道が加熱している状況だ。今月14日にホームで行われるユヴェントス戦(セリエA第22節)の結果次第では、クラブの名物会長アウレリオ・デ・ラウレンティス氏がクビをきるのではないかといった噂もある。

そんな中、アタランタ戦後のインタビューで去就の噂について聞かれたガットゥーゾ監督は「(解任の可能性については)わからない。クラブに聞いてくれ」としながらも「船の船長は私だ。物事がうまくいかないのであれば、船長は犠牲にならなければならない」とコメント。今後の状況次第ではあるだろうが、腹を括っていることを明かした。伊『TUTTOSPORT』などが伝えている。
ただ、決して諦めているわけではない。「これ(アタランタ戦)が最後、もしくは最後から2番目の試合になるとは考えていない。私は仕事をしなければならないし、信頼しないといけない。私は監督で、監督というのはこういったものだ。このような状況は初めてではないし、最後になるとも思わない。ただ、最後までチャレンジし続ける義務がある」とも述べている。

はたして、ガットゥーゾ・ナポリはユヴェントス戦が最後になってしまうのか。それとも、この闘将は結果で状況を覆してみせるのか。次期指揮官候補には、かつてチームを率いた経験のあるラファエル・ベニテス氏やワルテル・マッツァーリ氏、マウリツィオ・サッリ氏などの名前が挙がっているが、まずは14日のナポリ対ユヴェントス戦の行方に注目だ。

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