ドイツで輝く若き“王国産”ストライカー ケディラも絶賛する21歳の新鋭FW

今季不調のヘルタで、孤軍奮闘の活躍を披露しているマテウス photo/Getty Images

「とんでもない可能性を……」

近年、ドイツ・ブンデスリーガでは多数の若手タレントが頭角を現している。ドルトムントのFWジェイドン・サンチョ(20)、バイエルン・ミュンヘンのDFアルフォンソ・デイビス、レヴァークーゼンのMFフロリアン・ヴィルツ(17)など、例を挙げれば枚挙にいとまがない。

そんななか、ヘルタで活躍する王国産のストライカーにも注目が集まっている。ブラジル代表FWマテウス・クーニャ(21)だ。未だA代表でのデビューはお預けとなっているが、U-23代表時代には16試合で15得点を記録した点取り屋。今季所属するヘルタはブンデスで15位に甘んじているものの、マテウス個人は好調をキープしており、ここまで公式戦20試合で7ゴール7アシストを記録している。昨年1月まで在籍していたRBライプツィヒではなかなか芽が出なかった同選手。しかし、この若きセレソン戦士はヘルタ加入を機に選手として一皮剥けた印象だ。

そんなマテウスの見せつける才能の片鱗には、百戦錬磨の中盤戦士も大いに驚かされたようだ。今冬ユヴェントスからヘルタに加入した元ドイツ代表MFサミ・ケディラは、このストライカーを次のように称賛する。

「マテウスの才能には本当に驚かされたよ。うまくいけば、トップクラスに素晴らしい選手となることができるだろう。以前にライプツィヒやヘルタで試合に出ている彼を見て凄い選手だとは思っていたけれど、一緒にトレーニングをしてみて改めてとんでもない可能性を秘めていると感じたね。彼と一緒のチームでプレイすることができて嬉しいよ」(独『Spox』より)

これまでレアル・マドリードやユヴェントスといった“超エリート軍団”でプレイしてきたケディラが認める才能の原石。はたして、この王国産ストライカーは今後どこまでスケールの大きな選手に成長していくのだろうか。ブンデスで評価を高める若きセレソン戦士のプレイからは、今後も目が離せない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ