スウェーデン代表DFが“最大の穴”? マンUでなかなか評価上がらぬ26歳

マンUで苦しい時間を過ごすことになっているリンデロフ photo/Getty Images

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現地メディアから痛烈批判

現在イングランド・プレミアリーグで2位につけるマンチェスター・ユナイテッドにて、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアには厳しい意見が寄せられている。10年近くかけて赤い悪魔で信頼を掴んできた男だが、近年そのパフォーマンスは不安定。前節ウェストブロム戦でこそ意地のセーブを見せたものの、依然として批判の声は小さくない。頼れる守護神だったはずの男は、今や崖っぷちと言える状況に追い込まれていると言っていいのかもしれない。

しかし、そんなデ・ヘア以上にレギュラーの地位が危うい選手がいる。DFヴィクトル・リンデロフだ。2018-19シーズンにひとり立ちした印象もあった同選手だが、昨季からパフォーマンスは低調続き。カバーリングやフィードの部分で良いプレイを見せることもあるが、プレミアを戦うために必要なフィジカルで相手アタッカーに後れを取ることも多い。実際、ウェストブロム戦では開始早々の2分、相手FWムバイェ・ディアニュとの空中戦にあっさりと敗れ失点の原因となった。

そんなリンデロフには、現地メディアからも手厳しい意見が寄せられている。英『THE Sun』は、このウェストブロム戦でほとんど役目を果たすことができなかったスウェーデン代表DFを痛烈批判。デ・ヘアよりも、リンデロフの方が現在のマンUにとって大きな穴だと次のように主張している。
「26歳の守備者は、ユナイテッドでハリー・マグワイアのレギュラーパートナーとしての地位を確立している。しかし、現在の彼は空中戦やフィジカル自慢のアタッカーを相手にした際のバトルにおいて、信じられないほどの弱さを露呈している。特にウェストブロム戦のディアニュに対するパフォーマンスは酷かった。開始90秒でリンデロフはディアニュに先制点を献上し、その後も何度か決定的なチャンスを作られた。ウェストブロムのFWに対して、彼はまるで子猫ようだった。ユナイテッドは早急にマグワイアの相方となるCBが必要だとこれまでも議論されてきたが、人々がそう訴える理由がよくわかる試合だった。リンデロフは最大の穴だ。今季のウインドウは閉まってしまったが、夏にCBの補強は間違いなく必要と思われる」

2シーズン前までは守備陣の中でも最も頼りになる存在と評価されていたものの、時間の経過とともに影響力を失いつつあるリンデロフ。良い部分もあるのだが、この調子が続くようであればフィジカル重視のプレミアで結果を残すことは確かに難しいかもしれない。はたして今後、このスウェーデン代表DFは自身の弱点を克服し、こういった周囲の雑音を振り払うことができるか。定位置死守のためにも、リンデロフはデュエルにおける強さを磨いていきたいところだ。

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