まるで“CL決勝のドログバ” チェコ代表MFの豪快ヘディング弾が話題[映像アリ]

パルマ戦で決勝ゴールを決めたバラーク photo/Getty Images

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「1000ゴール目」のメモリアル弾

ヴェローナに所属するチェコ代表MFアントニン・バラークが、パルマ戦で決めたスーパーゴールが話題となっている。

15日に行われたセリエA第22節で、パルマをホームへ迎え入れたヴェローナ。開始早々の8分にPKから先制点を許すも、直後の13分に右クロスから最後は相手のオウンゴールを誘い、すぐさま同点に追いつく。その後は両チームともに一進一退攻防を繰り広げるも、なかなかゴールネットを揺らすことができず、膠着した状態が続いた。

しかし、61分についに試合が動いた。右CKを得たヴェローナは、イタリア代表の年代別代表でも活躍してきた期待の若手フェデリコ・ディマルコ(インテルからレンタル加入)がキッカーを務める。ディマルコはこれをインスイングでゴール前へ送ると、ニアサイドへ勢いよく走り込んだ190センチの長身を誇るバラークが頭で合わせ、ゴール右上の隅をぶち抜いたのだ。
まるで、2011-12シーズンのチャンピオンズリーグ決勝でバイエルン・ミュンヘンを相手に、終了間際に貴重な同点ゴールを決めてチェルシーに優勝を呼び込んだあのゴールに瓜二つ。バラークはチェルシーの英雄ディディエ・ドログバを思い起こさせるスーパーゴールを決めたのだ。バラーク本人も試合後、伊『sky sport』のインタビューで「僕も得点を決めた直後に、あのゴール(ドログバのゴール)が頭をよぎったよ」と明かしていた。また、このゴールはセリエAでヴェローナが決めた「1000ゴール目」となる記念すべきゴール(optaより)。記憶にも記録にも残るゴールとなったに違いない。なお、試合はこのバラークの勝ち越しゴールをヴェローナがしっかりと守り切り、2-1の勝利を収めている。

チェコ代表の大先輩であるパベル・ネドヴェド氏もその才能を認めており、母国の将来を担うと期待のバラーク。今季ここまで5ゴール1アシストの活躍で、ヨーロッパリーグ出場圏内にいるアタランタを勝ち点差「7」を追うチームを支えてきた。まだ26歳ということもあり、更なる成長も期待される選手だけに、今後の活躍にも期待だ。

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