躍動するアルジェリアのレフティモンスター 今季はすでに9得点

サウサンプトン戦では2ゴールを挙げたマフレズ photo/Getty Images

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サウサンプトン戦はマンオブザマッチ

11日に行われたマンチェスター・シティ対サウサンプトンの一戦は、リヤド・マフレズの2ゴールを含む5-2でマンCが勝利を挙げた。前節、マンチェスター・ユナイテッド戦は黒星となったが、この試合は5得点快勝と、敗戦の不安を感じさせない出来となった。この得点で、マフレズが左足で挙げたプレミアリーグでのゴールは「51」となり、ロビー・ファウラーやロビン・ファン・ペルシー、モハメド・サラーらに次ぐ、史上7人目の左足で50点以上を挙げた選手となった。

マフレズは2018年にレスター・シティから加入。1年目は攻撃スタイルの違いに苦しんだが、2年目となる昨季は公式戦12ゴールを記録。今季はここまで9ゴールと2年連続二桁得点が現実的になってきている。更にマフレズは現在、6試合連続で先発出場の機会を得るなど指揮官からの信頼も得ている。

マフレズは右に幅を取って巧みな足技で相手を翻弄し、好機を作り出すタイプだが、加入直後はスペースのない場所での突破を求められることが多く、レスター時代の輝きを放つことはできなかった。それでも、先日のマンチェスター・ユナイテッドでは対峙するルーク・ショーを完璧に抜き去るなど、狭いスペースでの突破に磨きがかかっており、成長がうかがえる。ボールを保持して相手を押し込むスタイルを取るチームの戦術で、狭いスペースを個人技で突破できるマフレズは相手の脅威と言える。
そんなマンCは17日にチャンピオンズリーグ、セカンドレグのボルシア・メンヘングラードバッハ戦を迎える。マンCはファーストレグで勝利を収めており、有利な状態で試合に臨むことができる。年齢は30歳と若くはないマフレズだが、衰えを感じさせないアジリティはまだまだ効果的。彼の活躍に期待が集まる。

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