190cmオーバーは当たり前 ブンデスで暴れる“巨人ストライカー”たち

シュツットガルトで活躍するカライジッチ photo/Getty Images

しばらくブームとなるか

背の高いストライカーは不器用なんてイメージは古いものとなりつつあるのかもしれない。

今季のブンデスリーガで目立つのが、長身ストライカーの活躍だ。1番目立っているのはドルトムントFWアーリング・ハーランドで、身長は驚異の194cm。この高さだけでも強烈な武器だが、ハーランドの場合は抜群のスピードも備えている。高さとスピードを兼ね備える新時代のストライカーだ。今後はこうした点取り屋が増えてくるかもしれない。

ハーランドほどではないが、今季のブンデスリーガでは他にも奮闘している大型ストライカーがいる。

遠藤航が所属するシュツットガルトでは、23歳のオーストリア人FWサーシャ・カライジッチが12得点を挙げる活躍を見せている。身長は2mとなっており、その存在感はとてつもなく大きい。

シュツットガルトでは21歳のFWサイラス・ワマンギトゥカも11得点とブレイクしている。チームはここまで45得点を記録しているが、カライジッチとワマンギトゥカの2人だけで半分ほどの得点数を稼ぎ出していることになる。

ワマンギドゥカの方もカライジッチと比較すると低いが、189cmとサイズもある。この2人は今季のブンデスリーガで大きく成長したアタッカーだ。

ヴォルフスブルクの最前線に構えるベグホルスト photo/Getty Images

センターバックにとっては厄介すぎる存在

3位と奮闘するヴォルフスブルクでは197cmのオランダ人FWボウト・ベグホルストが15得点を挙げ、フライブルクでは188cmのドイツ人FWニルス・ペーターゼンが7得点を挙げてチームを引っ張っている。

また今冬にクリスタル・パレスへ移籍したが、今季前半戦ではマインツで192cmのFWジャン・フィリップ・マテタも7得点と結果を出していた。大型ストライカーが1つのトレンドになっているのは間違いない。

サイズと足下のしなやかさ、さらにスピードまで備えていれば、相手センターバックにとっては脅威となる。ハーランドの大活躍もあり、彼らのような大型ストライカーのブームは今後もしばらく続くかもしれない。

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