ヴィラは踏みとどまるか TOP10キープにやはり必要な“あの男”の存在

前線で奮闘を見せるワトキンス photo/Getty Images

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ワトキンスは良いプレイを見せているが

13日に行われたアストン・ヴィラ対ニューカッスル・ユナイテッドの一戦は、ヴィラが先制するも、後半アディショナルタイムに追いつかれ、結果ドローとなった。今季はここまで9位と善戦しているだけに、悔しい引き分けとなった。

そんなヴィラだが、攻撃の主力としてチームに貢献しているジャック・グリーリッシュを欠いており、直近5試合で1勝2敗2分と勝ち点を積み上げることができていない。グリーリッシュが出場していた5試合では、2勝2敗1分と勝ち点を稼いでおり、この成績を通して彼の攻撃への貢献がどれだけ大きいものであったかが分かる。

今冬にマルセイユから獲得したモルガン・サンソンやロス・バークリーが代役として出場しているが、ペナルティエリア内で違いを作るのに苦労している。グリーリッシュとプレイスタイルが違うため、仕方ない部分も大きいだろう。
ここまでチーム得点王のオリー・ワトキンスはゴール前でのプレイだけでなく、少し降りて前のスペースを開ける動きや左右に流れてボールを受けるなどプレイの幅が広がっており、グリーリッシュ復帰後の二人のコンビに期待が持てる。

そして攻撃の迫力は失っても今季のリーグ戦失点数3位タイの守備陣は健在。失速を補うだけの力は持っているようだ。

主力不在でも大崩れせずここまで持ちこたえているが、残りのリーグ戦10試合中7試合は自分たちより順位が上のチームとの対戦だ。ここで勝ち点を落とせば、TOP10維持は難しくなるが、裏を返せばより順位を上げることができる。ヨーロッパリーグ出場は夢ではない。

グリーリッシュの復帰の見通しは立っておらず、上位陣との戦いは現有戦力に賭けるしかない。厳しい試合が続く中、ヴィラの奮闘に注目したい。

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