スリーライオンズの熾烈なストライカー争い プレミアで結果を残す二人の存在

ヴィラで規格外の得点力を見せるワトキンズ photo/Getty Images

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所属クラブでは得点源となる活躍

2022年に迎えるワールドカップ・カタール大会に向けた欧州予選を戦うメンバーが18日に発表された。以前から話題となっていた、ハリー・ケイン、カルバート・ルーウィンに次ぐ第三のストライカーにはパトリック・バンフォードやオリー・ワトキンズらの名前が挙がっており、今回はワトキンズが初招集される形となった。

この招集について代表監督を務めるガレス・サウスゲイトは「彼らは今季良い結果を残しているし、ワトキンズに関してはプレミア初挑戦の年だけど臆せずプレイ出来ている。守備での貢献も素晴らしい、いい選手だと思うよ」と英『talkSPORT』で発言しており、負傷中のバンフォードに関しても招集に近いところまで来ていたことを明かした。

バンフォードは昇格組であるリーズ・ユナイテッドで今季ここまで13ゴールと、チームトップとなる成績を叩き出し、17年ぶりのプレミア復帰で話題となったリーズを象徴する選手となった。ワトキンズはクラブレコードでアストン・ヴィラに加入。昨季王者であるリヴァプール相手にハットトリックを決めるなど、プレミア初挑戦とは思えぬ適応力の高さを発揮し、その名を轟かせた。
そんな二人の共通点と言えば、二桁得点を記録した得点力の高さだが、代表監督も挙げている通り守備での貢献も評価されている理由と言える。昨今、チーム全体での守備意識の向上からストライカーにも守備のタスクが課されるようになった。多くのストライカーが守備に貢献し、この二人も守備意識をアップデートした新しいストライカーとしてチームに貢献している。

イングランド代表は25日からグループステージを戦う予定となっている。イングランドの新招集ストライカーはこれからも話題になるだろうが、まずは所属クラブで高い適応力を見せたワトキンズに、ケインやカルバート・ルーウィンを脅かす存在として注目したい。

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