レアルを離れてセリエAで世界レベルへ ミラノの地で開花する超攻撃型SB

ミランで活躍するテオ・エルナンデス photo/Getty Images

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ライバル同士だが、ピッチ外では親交も

レアル・マドリードを離れ、ワールドクラスの超攻撃型サイドバックへ。似た道を歩んでいるのがミランのテオ・エルナンデスとインテルのアクラフ・ハキミだ。

どちらも爆発的なスピードを備えており、左サイドバックのエルナンデスはミランで才能が開花。ここまでリーグ戦で4得点4アシストの成績を残している。

一方のハキミはドルトムントで成長し、昨夏にインテルへ完全移籍。今季は6得点4アシストの成績を残しており、早くもセリエAを代表する攻撃的ウイングバックとなった。
この現状に2人を手放したレアルも少し後悔しているのではないだろうか。今季は右サイドバックのダニエル・カルバハルに怪我が続き、ルーカス・バスケスを緊急起用する機会が増えている。ハキミはカルバハルの後継者になれた可能性があり、手放したシーズンにカルバハルの怪我が続いたのはタイミングが悪い。

インテルのハキミも攻撃力は世界クラス photo/Getty Images

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セリエA行きは正解だった

左の方はフェルランド・メンディが奮闘しているが、2番手のマルセロは全盛期を過ぎた印象が強い。セルヒオ・レギロンもトッテナムへ手放しており、2番手にエルナンデスかレギロンがいれば大きかった。

スペイン『as』によれば、エルナンデスとハキミはピッチ外でも仲が良いという。エルナンデスは2人ともレアルを離れて良かったと感じているようで、出場機会の確保が最優先だったと語っている。

「僕たちは敵同士だけど、ピッチ外では友人だ。彼のことはよく知っているし、僕たちは特長も似ている。攻撃的なサイドバックだからね。なぜレアルに居場所がなかったか?それは僕には言えないし、クラブや監督の判断だ。ただ、僕たちにとっては離れるのがベストだった。フットボーラーはプレイしないと何も証明できない。今の僕たちは上手くやっているからね」

すべてはタイミングだろうか。2人ともレアルでプレイするだけのポテンシャルはあったはずだが、カルバハル&マルセロのコンビが長く安定していたこともあり、なかなか割って入ることができなかった。

レアルで2人の攻撃力を見てみたいところだったが、エルナンデスとハキミにとってセリエA行きの決断がベストだったようだ。

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