CL、クラシコに向け今こそレアル逆襲のとき ベンゼマ、アセンシオらが絶好調

追加点を挙げた絶好調ベンゼマ photo/Getty Images

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エイバル相手に2-0で完勝

レアル・マドリードは現地時間4月3日に行われたリーガ・エスパニョーラ第29節でエイバルと対戦し、2-0で勝利を収めた。

序盤戦は取りこぼしも目立ち、安定感の欠如が指摘されていたレアル。リーガではアトレティコ・マドリードに首位を走られ、指揮官のジネディーヌ・ジダンの手腕を疑問視する声も聞こえていた。

しかし、百戦錬磨のフランス人指揮官は離脱者が相次ぐ今季は限られた戦力のなかで選手をやり繰りし、4バックに加え3バックも併用するなど試行錯誤を続けながらチームを立て直してきた。エイバル戦でも代表ウィークでセルヒオ・ラモスとフェデリコ・バルベルデが負傷したなかで3バックを採用。残留争いにおかれた相手に優位性を保ちながら試合を進めていく。
そんな中で試合を動かす働きを見せたのがマルコ・アセンシオとカリム・ベンゼマの2人。前者が前半41分に公式戦で3試合連続となる先制点を決めれば、後者も出場した公式戦では7試合連続となるゴールを後半28分に奪い、レアルのリーグ戦3連勝に大きな貢献をはたした。

これまでベンゼマの得点力に依存していたレアルだったが、絶好調のエースに加えてアセンシオにも得点が出始めたのは大きい。6日にリヴァプールとのチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ、10日にバルセロナとのエル・クラシコという大一番が続くなかで前線で躍動する2枚看板の得点力はカギを握ってくるはず。

さらに、ヴィニシウス・ジュニオールというドリブルで違いを生み出すことができるチャンスメイカーも存在する。ラモスという絶対的な柱を負傷で欠くなかでリヴァプールやバルセロナといった力のある相手に優位に立つには、攻撃面で違いを生み出せるタレントの働きは重要なポイントとなってくるだろう。

リーグでは首位を走り続けるアトレティコを前に負けられない戦いが続き、CLでは2年前の欧州王者でありここに来て復調の気配をみせるリヴァプールと相対する。厳しい戦いは続くもののベンゼマやアセンシオ、ヴィニシウスなど攻撃陣が好調を維持している状況は指揮官のジダンにとっては心強いはずである。

終盤にかけての大一番を前に安定感を保ってきたレアル。リヴァプールやバルセロナといった相手に好調を維持するベンゼマやアセンシオらが躍動できるのか。攻撃のタレントの活躍には注目したい。

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