CL大一番で2ゴール “ヴィニシウスの得点力向上”がレアルにタイトルをもたらす

重要な試合で2ゴールを決めたヴィニシウス photo/Getty Images

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リヴァプールを相手に2得点の活躍

UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝の1stレグで、レアル・マドリードとリヴァプールが対戦した。3-1と勝利したレアルは、ヴィニシウス・ジュニオールが2得点の活躍。周囲から決定力不足と言われていたブラジル人FWが大一番での決定力を見せ、一昨年の王者に先勝した。彼の復調があれば、国内リーグでのレアルの逆転優勝へのキーマンとなるだろう。

リヴァプール戦に先発出場したヴィニシウスは27分、トニ・クロースの縦へのロングボールをうまく収めると、ペナルティエリア中央から左足を振りぬき先制点をもたらす。2-1と迎えた65分にも、右からパスを受けたヴィニシウスがダイレクトでシュートを放ちネットを揺らし、この日2得点。先制点と相手を引き離すゴールを決め、レアルを先勝に導いた。

今季のヴィニシウスは、リーグ戦では26試合出場で3得点、CLでも8試合出場1得点と決定力不足を指摘されてきた。ポテンシャルは高く評価されていたが、リーグでは20本のシュートを打ちながら3度しかネットを揺らせないなどゴールを決めきれない場面が多く見受けられた。しかし今試合では先制点となったクロースのボールを受ける技術、スピードなど、課題であったシュートの精度や決定力を欧州の舞台で見せつけた格好だ。この活躍を国内でも継続することができれば、首位と勝ち点3差に迫ったリーガ・エスパニョーラでも逆転優勝を狙えるだろう。
次戦はバルセロナとのクラシコを迎えるレアル。現在3位のレアルと2位のバルセロナとの勝ち点差は2と、勝利すれば順位が入れ替わるこの大一番にかかる期待は大きい。そのあとにはリヴァプールとの2ndレグも控えており、レアルとしてはタフな試合が続く。しかしここを2勝で乗り切ることができれば、国内と欧州の2冠へ一つの壁を乗り越える。そのためには、課題を克服し大一番での輝きを見せた若きブラジル人FWのさらなる活躍が必要不可欠となるだろう。

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