“18歳”こそ万能MFの後釜候補か リヴァプールが照準定めるオランダの宝石

アヤックスでメキメキと頭角を現しているグラフェンベルフ photo/Getty Images

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ワイナルドゥムの穴を埋める存在に

今夏、リヴァプールは頼れる中盤戦士を失うこととなるのか。今季限りで同クラブとの現行契約が満了を迎えるオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムには、かねてよりシーズン終了後の退団が噂されている。

近頃はバルセロナへの移籍が濃厚との報道も出てきたワイナルドゥム。中盤でさまざまな役割をこなすことができる同選手だが、今季限りでリヴァプールを離れる可能性は高いかもしれない。もしそうなれば、レッズはいったい誰で彼の穴を埋めにかかるのだろうか。優れたボール奪取能力に加え、ここぞの場面で前線に飛び出して得点も奪える彼の代わりはそう簡単には見つからないかもしれない。

だが、ワイナルドゥムと同じオランダ産の若きMFならば、その役割もこなせるポテンシャルを備えているか。その選手とは、アヤックスに所属するオランダ代表MFライアン・グラフェンベルフ(18)だ。
まだ18歳ながら、今季はアヤックスで公式戦34試合に出場している同選手。身長190cmの大柄な体躯が目を引くものの、最大の武器はその柔らかなボールタッチだ。なかでもプレス回避の技術はピカイチで、華麗なダブルタッチを駆使しながら相手の圧力を無効化するシーンもしばしば。もちろん、フィジカルを活かした肉弾戦でもその能力を発揮する。まだ荒削りな部分はあるものの、攻守にわたってマルチなタスクを担えるという点では、ワイナルドゥムの後釜を担うに足る選手と言えるか。

そんなグラフェンベルフには、当然リヴァプールも興味を示している様子。英『Daily Mail』によると、同クラブは今夏3000万ポンド(約45億円)程度の予算を投じて彼の獲得に動くという。競争相手としてはチェルシーやアーセナルといったクラブが浮上しているなか、レッズも本気で18歳のタレント確保に向かう構えだ。

はたして今夏、リヴァプールはこのオランダ産の若き才能を無事確保することができるのだろうか。来季の巻き返しに向けて、フレッシュなビッグタレントはどうしても迎え入れたいところだが。

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