「ここ10年で最も過小評価されている」 今季も1939本パスを繋ぐ名手の凄さ

中盤の底からパスを繋ぎ続けるブスケッツ photo/Getty Images

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もっと評価されるべき実力者

バルセロナの黄金期を支えた名手としてMFシャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタは世界的に高い評価を得ているが、2人と同様に高い評価を下すべきなのが守備的MFのセルヒオ・ブスケッツだ。

ブスケッツも高く評価されてはいるものの、シャビやイニエスタに比べるとやや地味なところがある。2人はバロンドールのTOP3に入ったこともあるが、ブスケッツはその経験がない。

それでも、ブスケッツの貢献度は高い。32歳を迎えて衰えを指摘する声もあるが、今季も足下の技術にブレはない。ここまでリーガ・エスパニョーラで第3位となる1949本のパスを出しており、成功率も91.5%と極めて高い。ユヴェントスからMFミラレム・ピャニッチが加わったことで序列が変化するとの予想もあったが、結局は今季もブスケッツが中盤のポジションを掴んでいる。
話題になるのはアヤックスから加入したMFフレンキー・デ・ヨングの方が多いかもしれない。今季はセンターバックもこなし、パス本数はここまでリーガ最多の2227本。成功率も91.8%を記録している。

ブスケッツはどこかバルセロナで中盤の主役になりきれないところがあるが、その能力の高さはバルセロナのサポーターなら誰もが理解している。

英『GIVE ME SPORT』が最近のSNSでの評価をまとめているが、そこでもサポーターからの評価は高い。

「ここ10年で最も過小評価されている選手。今彼はベストに戻った」

「見てきた中で1番の守備的MF」

「彼がいなければ、バルサとスペイン代表の成功はなかった」

最近は高い守備力を持つレアル・マドリードのカゼミロのような守備的MFが評価される機会が増えている。彼らは身体能力の高いボールハンターだが、優雅にボールを繋ぐブスケッツのようなタイプももっと評価されるべきだろう。

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