リヴァプールにうってつけ 安定感強化とV・ダイクの相棒問題を両方解決する人材とは

インテル3バックの一角を担うデ・フライ photo/Getty Images

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過去にも獲得を目指した人材

今シーズン、フィルジル・ファン・ダイクやジョー・ゴメスなどCBのけが人に苦しんでいるリヴァプール。冬の補強でオザン・カバクやベン・ホワイトを獲得し、安定化を図っている最中だ。そのリヴァプールの獲得候補に過去にも挙がっていたDFが、来シーズンこそリヴァプールの窮地を救うかもしれない。

リヴァプールはけがでファン・ダイクやゴメス、ジョエル・マティプも失い、昨季のレギュラーメンバーが全員離脱している。冬の補強に加え、中盤の選手をCBに起用したりナサニエル・フィリップスの台頭などでやりくりしているが、来季も同じ轍を踏まないようにCBにはトップクラスの選手の補強が噂される。その中で候補に挙がっているのが、インテルのDFステファン・デ・フライだ。リヴァプールはラツィオ退団が決定していた2018年の夏に彼の獲得を目指したといわれるが、実現には至らずインテルへ移籍した。

現在は3バックの一角を担っているデ・フライ。長身ではあるものの、守備範囲が広くカバーリングの能力にも長けている。また危機察知能力が高くインターセプトから攻守のスイッチとなり得る選手だ。フィードの精度も高くファン・ダイクとともに一本でチャンスを作れるキックが望めるだろう。
さらにオランダ代表でファン・ダイクとともにプレイしており、ファン・ダイクが復帰したときには相棒としても申し分ない活躍を見せるだろう。また過去5シーズンすべてで20試合以上出場しており、2016-17は27試合で2017-18は36試合に出場。インテル移籍後も2018-19は28試合、昨季は34試合に出場。今シーズンも26試合に出ており、長期の離脱はない。離脱者で苦しんだリヴァプールにはうってつけの人材だ。

地元紙『Liverpool Echo』ではマンチェスター・シティやパリ・サンジェルマンなど複数クラブがデ・フライへ獲得を検討しており、その中にリヴァプールも含まれると報じられている。過去にも獲得を目指したデ・フライを今度こそ手に入れることができるか。インテルを復活させた男が今度はリヴァプールを復活させるのか。今夏のリヴァプールの動向に注目だ。

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