2002-03シーズン以来の欧州の舞台もあるか マンC破ったカウンターでリーズ再び大物食いへ

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マンC戦では堅守速攻が光ったリーズ

17年ぶりのプレミアリーグ昇格となったリーズ・ユナイテッド。開幕戦から昨季王者であるリヴァプールに3-4の打ち合いを演じ、敗戦とはなったもののチームの実力が本物であると証明したことは間違いない。第31節終了時で45ポイントの9位に付けており、昇格一年目にして上々の成績と言えるだろう。

10日に行われたマンチェスター・シティ戦では前半終了間際に退場者を出して万事休すとなりかけたが、ディフェンシブサードでの体を張った堅守を見せ、計29本のシュートを浴びることとなるも、失点を最小限に抑えた。そして、迎えた後半アディショナルタイムにカウンターから得点を奪って見事に勝ち点「3」を獲得した。

この勝利でフラム戦からの連勝記録を3に伸ばしたリーズ。この白星で気になるのはヨーロッパリーグの出場権だ。実際は5位に入らなければ権利を得られないが、今季は7位までそのチャンスがある。ヨーロッパリーグへの出場権は前述したリーグ戦5位、カラバオ杯優勝、FA杯優勝の3チームに与えられることとなる。しかし、今季はマンCが両リーグカップに残っており、国内3冠の可能性が残されている。他力本願ではあるが、7位以上でのフィニッシュとなれば2002-03シーズン以来となる欧州の舞台での戦いが待っている可能性がある。
そこで越えなければいけない壁がリヴァプール、マンチェスター・ユナイテッドとの2連戦だ。ここで6ポイントを獲得すれば上位進出への大きな足掛かりになる。前半戦では両者に敗戦を喫しているが、ここで白星を挙げることが出来れば借りを返すことができそうだ。更にリヴァプールはミッドウィークにレアル・マドリードとのCL2ndレグが行われるため、休む時間が多いリーズにアドバンテージがあるのは確かだ。

ここで期待したいのはマンC戦でも見せた堅守からの鋭いカウンターだろう。前半で交代となってしまったが、今季二桁得点のパトリック・バンフォードや鋭いドリブルを見せたラフィーニャといった前線で脅威になれる選手は、怪我なく出場が見込めそうだ。ボールの出し手となるカルバン・フィリップスやイラン・メリエの存在も大きい。

リーグ首位を走るチームに勝利し、再びリーズへの期待は大きなものになったに違いない。“鬼才“ビエルサ率いるリーズの躍進から目が離せなくなりそうだ。

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