バイエルン“新戦力”は正解だったのか CL連覇へ痛かった戦力アップ失敗

バイエルンで目立たぬサネ photo/Getty Images

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昨季からレベルアップできているか

チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグでパリ・サンジェルマンに2-3で敗れ、連覇へ黄信号が点灯しているバイエルン。

昨季の絶対王者だった彼らにとって痛手だったのは、昨夏に思うような戦力アップを図れなかったところにあるのではないか。

昨夏も動きがなかったわけではない。マンチェスター・シティからFWレロイ・サネ、エスパニョールからMFマルク・ロカ、マルセイユからDFブナ・サール、シャルケからGKアレクサンダー・ニューベルが合流するなど、各ポジションをバランス良く補強した。

エスパニョールからやってきたロカ photo/Getty Images

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ローテーションできるだけの戦力があるか

ところが、彼ら新戦力があまりフィットしていない。サネは怪我もあり、復帰後もなかなかパフォーマンスが上がらなかった。

怪我はロカも同じだが、そもそもロカやサールがバイエルンでスタメンを張れるレベルのプレイヤーかは疑問なところ。世界を代表するスーパースターとは言い難い。

昨夏の補強に関しては、独『sky Germany』にてクラブOBローター・マテウス氏も不満を口にしている。

「ドウグラス・コスタ、ロカ、サールらはバイエルンの選手ではない。ロカはスペイン2部に落ちたエスパニョールから来た選手だ。ペリシッチとチアゴはバイエルンを離れたし、バイエルンにはもうクオリティがない」

MFチアゴ・アルカンタラがリヴァプールへ移籍した衝撃も大きく、ロカではチアゴの穴は埋まらない。今のチームも十分強いが、思うような戦力アップを図れなかったことは残念だったか。

リーグ戦、チャンピオンズリーグを並行して戦っていくためには強烈なバックアッパーも必要になる。その部分が今季のバイエルンはやや弱いか。

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