ルベン・ディアスにB・フェルナンデスらを輩出 プレミアの新たなトレンドはポルトガルにあり

今季ベンフィカから加入したルベン・ディアス photo/Getty Images

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今季プレミアを席巻する2選手

今季のプレミアリーグで首位を走るマンチェスター・シティ。彼らを復活させた要因の一つとして昨季不安定だった最終ラインの安定化が挙げられる。それを実現させたのがルベン・ディアスの加入だ。

また今季2位のマンチェスター・ユナイテッドでは、昨シーズン途中に加入したブルーノ・フェルナンデスがチームに即座にフィット。今では攻撃の中心としてゴール前で違いを作り出している。

そんな2選手の共通点としてポルトガルのリーガ・NOSから獲得していることが挙げられる。それぞれルベン・ディアスはベンフィカ、ブルーノ・フェルナンデスはスポルティングから加入。チームの中心となるほどの活躍をしている。
また近年好成績を挙げているウォルバーハンプトンも、積極的にポルトガルのクラブから選手を獲得。チームの主軸であるルイ・パトリシオやルベン・ネベス、ペドロ・ネトらポルトガル代表選手は皆、ポルトガルのクラブから獲得している。リヴァプールへ移籍したディオゴ・ジョタもポルトで活躍したのち、ウルブズへの移籍を果たしている。

ポルトガルからの獲得が、プレミアリーグの一つのトレンドとして挙げられる。今シーズンのプレミアリーグでプレイしているポルトガル国籍の選手の数は「22」人と、ポルトガルはプレミア全体で6番目に多いとなっている。1番多いイングランド人、2位のフランス人を除くとスペイン人の29人とさほど変わらず。また5シーズン前は「6」人で20位だったため、近年いかにして増加傾向にあるかがわかるだろう。

今季のリーガ・NOSではスポルティングが、開幕から26試合無敗を続けて首位を独走。MFながら16得点を挙げて得点ランクトップタイのペドロ・ゴンサウベスはすでに"ネクスト・ブルーノ・フェルナンデス"と称されるなど、多くのタレントを擁ししている。今プレミアのスカウトたちが一番注目している国は、ポルトガルかもしれない。プレミアへの新たな風が西から強く吹いている。

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