マンUの“忘れられたDF”がリンガードに続く? 燻る男に復活の道はあるか

マンUでほぼ構想外となってしまっているジョーンズ photo/Getty Images

かつてファーガソンが見込んだ守備者

今冬、出番の得られなかったマンチェスター・ユナイテッドからウェストハムへと活躍の場を移し、そこから大車輪の活躍を披露しているのがイングランド代表MFジェシー・リンガードだ。ウェストハムへのレンタル加入後は、ここまで9試合に出場して8ゴール4アシスト。赤い悪魔ではほぼ構想外の状態から見せた彼の復活劇に驚いている人も少なくはないだろう。まさに華麗なるカムバックといえる。

そんなリンガードに続き、今夏もうひとりマンUで燻っている男が復活を期すべくウェストハムへと活躍の場を移すこととなるのか。現在マンチェスターでは完全に“忘れられた存在”となってしまっている守備者に、今夏ハマーズ行きの可能性が浮上している。

その男とはDFフィル・ジョーンズ(29)。『EURO SPORT』によると、ウェストハムは今季プレミアリーグを上位でフィニッシュした場合、来季挑むこととなる欧州コンペティションにむけて最終ラインの補強に乗り出す構えだという。その候補に浮上しているのがジョーンズというわけだ。

マンU加入当初は、かのサー・アレックス・ファーガソンに大きな期待をかけられていた。だが、それから10年のときが経過しようとしている今でも赤い悪魔で確固たる地位を築くことができていないジョーンズ。今季もここまで公式戦の出場は“ゼロ”だが、かつてマンUの指揮官だったデイビッド・モイーズ監督は彼のことを評価しているとのこと。昨夏にもリンガードと共に移籍の噂が報じられたことを考えると、実現の可能性は決して低くなさそうだ。

マンUではほぼ構想外となっているが、もともと備えている能力自体は高いはずのジョーンズ。マンUではなかなか評価されることがなかったものの、ビッグクラブを離れてプレッシャーから解放されるとなればまだ復活の見込みはあるか。リンガードに続いてジョーンズもウェストハムで華麗なるカムバックを果たすこととなれば、来季のプレミアはさらにおもしろいこととなりそうだ。

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