南野所属のサウサンプトンが守備崩壊? 来季までに守備の修正が間に合うのか

中盤で奮闘するウォード・プラウズ photo/Getty Images

直近のリーグ戦4試合で12失点と厳しい現状に

今季のサウサンプトンは暫定ではあるが首位に立つなど、ハーゼン・ヒュットル体制3年目にしてチームが一体化したかに思えたが、プレミアリーグ第32節終了時で14位と定位置に戻ってきてしまった。

理由としては守備の崩壊が一つの要因として考えられる。直近のリーグ戦4試合で12失点と後方の安定感が皆無となっている。マンチェスター・シティに対し、前半は良いサッカーをしたかに思えたが、気づけば5失点の大敗。先日行われた、降格圏に沈むWBAとのゲームも3失点完封負けと難しい試合が続いている。

今季は[4-4-2]の並びで試合に臨むことが多いセインツ。中盤を務めるジェイムズ・ウォード・プラウズとイブラヒム・ディアロのダブルボランチになっているが、この二人の裏のスペースを相手に使われていることが多い印象だ。

3失点となったWBA戦でも終始ボランチとセンターバックの裏のスペースでボールを受けられており、何度もピンチとなっている。攻撃の核であるウォード・プラウズが前線に上がって戻り切れていない場面も多く、連携不足なのかディアロもカバーに行けていない。どうしてもそのスペースが空いてしまっている。

更に全体での守備意識も問題となっている。押し込まれた際に、サイドから流れてくる選手に対してマークの受け渡しができておらず、フリーで攻撃をさせてしまっている場面が見られている。サイドハーフであるセオ・ウォルコットらの仕事なのだが、ここでも連携不足が見られる。

このようにまだまだ問題が山積みなセインツ。降格圏から勝ち点が10離れているとはいえ、残り6試合は好調のウェストハム・ユナイテッドや調子を取り戻してきたリヴァプールなど、難敵揃いだ。来季に向けて確実にチーム力を高めるためにも、勝利は必須となりそうだ。

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