ヴェルディの頭脳は徳島で絶賛活躍中 中盤での躍動が勝利を呼び寄せる

今季から徳島に活躍の場を移した藤田譲瑠チマ photo/Getty Images

今季はリーグ戦8試合に出場している

初のJ1での戦いとなっているが、臆さずいつも通りのプレイで徳島の中盤に貢献しているのが藤田譲瑠チマだ。

2020年に東京ヴェルディのトップチームに昇格した藤田はアンカーとして昨季は45試合に出場と、初年度から大車輪の活躍をしている。世代別の日本代表にも選ばれており、屈指の実力者だ。

そんな活躍が認められて今季から徳島ヴォルティスに移籍。自身初となるJ1での舞台となっており、開幕から4戦連続でスタメンに抜擢されている。その後は途中交代での出場が多くなっているが前節の浦和戦、2-1で白星を挙げたセレッソ大阪戦に再び先発として名を連ねている。ポジションは主にボランチとなっており、キャプテンを務める岩尾憲とコンビを組むことが多い。また、浦和戦ではセンターバックを務め、ユーティリティ性の高さも見せた。

彼のプレイスタイルは中盤の底でボールを多方面に配給しつつ、自身も前線に上がって攻撃に参加するタイプだ。また、19歳とは思えないほど冷静であり、状況判断に優れている。ピッチ上では常にコーチングを繰り返しており、非常に賢い選手であることが予想できる。

白星を挙げたセレッソ戦では後半途中でベンチに下がるも、豊富な運動量でセレッソ相手に中盤を制圧して見せた。コンビを組んだ岩尾との相性は良く、組み立てを得意とする岩尾のサポートに回って見せた。また、この日は読みが素晴らしくインターセプトを2回成功させており、守備でも大きな貢献を見せている。

ボランチは岩尾が先発として出場しており、あと一枠を藤田、小西、鈴木が争っているのが現状だ。スタメンが確約されているとは言えないが出場すれば確実に活躍できる選手だ。また、年齢も若くこれからの成長に大きく期待できる選手であるため、応援していきたい(データは『Sofa Score』より)。

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