試されるマンCのセカンドゴールキーパー 次の舞台はカップ戦でのファイナルか

大一番での起用が増えてきたステッフェン photo/Getty Images

カラバオ杯、決勝でのスタメン起用が濃厚となっているステッフェン

ストライカーは一つゴールを決めれば英雄となる。ゴールキーパーはミスが一つでも起きてそれが失点に繋がってしまえば、戦犯の一人に挙げられてしまう。

17日に行われたマンチェスター・シティ対チェルシーのFA杯準決勝は0-1でチェルシーが白星を挙げる結果となった。

この日、先発出場を果たしたザック・ステッフェン。チェルシーのプレスにも冷静に対処し、自陣での繋ぎを違和感なく行っていた。ハキム・ツィエクの至近距離でのシュートも防いでおり、大舞台で上々な出来になるかと思われたが、失点シーンでは明らかにポジショニングを間違えてしまっていた。

メイソン・マウントのスルーパスに抜け出したティモ・ヴェルナーは左サイドからクロスを供給。この時点でステッフェンはゴールを完全に空けてしまっていた。ヴェルナーの抜け出しに反応して前に出たが、中途半端になってしまった。これは明らかに彼のミスだろう。指揮官からの信頼が少し揺らいでしまったかも知れない。

それでも、英『Manchester Evening News』は指揮官であるジョゼップ・グアルディオラが26日に行われるトッテナム・ホットスパーとのカラバオ杯ファイナルの先発はステッフェンになると明言したと報じている。これはステッフェンからすればこれは嬉しい知らせだろう。名誉挽回のチャンスが与えられたということだ。

ゴールキーパーは特殊なポジションであるため、サブに回ることになれば出場機会も限られてくる。それでも、先発を務める選手が離脱すれば自分がスタメンとしてチームに貢献しなければならない。守護神を務めるエデルソン・モラレスの壁は高いが、カラバオ杯で高いパフォーマンスを見せ、ゴールキーパーの競争力を高めて欲しい。

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