水戸のギアを上げた松崎快 東洋大の先輩・坂元達裕のようになれるか

今季すでに2得点の松崎(写真は昨年) photo/Getty Images

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左利きの右サイドアタッカー

水戸ホーリーホックとファジアーノ岡山の対戦は、岡山が先制するものの水戸が後半に2得点を奪い逆転勝利。連敗中だった水戸を救ったのは後半から投入された松崎快だった。彼の出場で水戸の攻撃のギアが一段階上がった。

前半に先制ゴールを決められた水戸は61分に松崎を投入。右サイドから積極的にドリブルで攻め上がる。すると69分には松崎が右から中央へカットイン。安藤瑞季へパスを送ると、最後は中山仁斗がネットを揺らす。交代からすぐに同点への起点となる。

80分には右サイドからドリブルを開始すると、2枚の間を割って入り持ち味のドリブルを披露。すると89分、中央で味方がボールを持つと松崎は一気に前線へ走りだす。絶妙なタイミングで相手の裏へ飛び出した松崎へスルーパスが出されると、GKとの1対1を自ら沈めて2-1と逆転。試合はそのまま終了し、松崎投入から2得点を奪った水戸が勝ち点3を獲得した。
松崎は昨季、東洋大学から水戸へ加入した23歳。プロ1年目は33試合に出場し1得点を記録した。右サイドを主戦場とし、キレのあるドリブルとカットインを武器に利き足の左でシュートをネットに突き刺す。プレイスタイルとしてはセレッソ大阪の坂元達裕に近いだろう。彼のようなキレのあるドリブルとシュートを松崎も持っている。

松崎はその坂元と同じ東洋大学出身のプレイヤー。大学時代は坂元の1つ下の後輩として、3年間同じチームでプレイしている。坂元も松崎も4年時には10番を付けており、プレイスタイルも含めて坂元のように期待を抱いてしまう。

坂元はJ2のモンテディオ山形で結果を残し、J1のC大阪へ移籍して日本代表へ招集される存在にまで成長した。坂元の山形での成績は、42試合出場7得点だった。これを超えることができれば、さらなるレベルアップへつながっていくだろう。

今季は8試合に出場し、すでに2得点を記録。先輩・坂元のように結果を残していけば、松崎も同様に活躍できるかもしれない。

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