超高精度のロングフィードを操るエデルソン 彼は超攻撃的スイーパーGKだ

後方からチームを支えるエデルソン photo/Getty Images

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左足から放たれるロングフィードで好機を創出する

プレミアリーグ第33節で前半に退場者を出しながらも、何とかアストン・ヴィラに勝利したマンチェスター・シティ。人数不利になるも守備に重心を置かない攻撃的なサッカーを展開し、勝ち点3を獲得した。このように攻撃的なサッカーを信条としているクラブだけに、シーズンを通しての得点が100を超える年もあるほどだ。そんなマンCはゴールキーパーさえも、攻撃的な選手を配置している。ブラジル代表のエデルソン・モラレスだ。

2017年にマンCに加入したブラジル代表GKはすぐにスタメンの座を奪取。その後も、安定したパフォーマンスを見せて2020-21シーズンも変わらず、守護神の座を守り続けている。

そんな彼の特長は安定した足元の技術だろう。後方での組み立てが多いチームであるため、ゴールキーパーでもパス交換に参加する頻度は高く、相手からのプレスを受けやすい。それでも、動じない高い技術と精神力を持っており、相手のハイプレスを無力化している。特に今季はディフェンスラインが安定しているだけに、より強固なものとなった。

また、一振りでハーフウェーラインを超えるボールを蹴れるキック力の持ち主であり、その精度は正確だ。これはマンCの一つの武器となっており、エースストライカーであるセルヒオ・アグエロにアシストをするほどだ。

アストン・ヴィラ戦でも左サイドのスペースに大きく蹴り出して前線で受けたオレクサンドル・ジンチェンコが出したパスの流れから、フィル・フォデンが今季リーグ戦7ゴール目となる先制点を挙げた。カウンターの起点になれるエデルソンはまさに現代的なゴールキーパーと言える。

月末に行われるパリ・サンジェルマンとのチャンピオンズリーグ準決勝でも、エデルソンを起点とした攻撃から得点を奪うマンチェスター・シティに注目したい。

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