サウサンプトン戦勝利の影の立役者 安定感あるセービングで勝利を監督にプレゼント

安定したセービングでチームを支えるロリス photo/Getty Images

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ロリスの安定感あるプレイには称賛の声も多い

ライアン・メイソンが暫定監督となり新体制がスタートしたトッテナム・ホットスパー。チームのエースであるハリー・ケインを欠く初陣となったが、ガレス・ベイル、ソン・フンミンのゴールで何とか白星を挙げて勝ち点3を手にした。

この日、得点を挙げた二人に注目が集まりがちだが、前半にビッグセーブを連発したウーゴ・ロリスの存在を忘れてはならないだろう。

長年フランスでキャリアを築いたロリスは、2012年にトッテナムに加入。初年度から守護神としての定位置を確保し、今季も不動の存在として後ろからチームを支えている。2018年にフランス代表のキャプテンとして参加したワールドカップでは見事優勝を収めている。

彼の特長は安定したセービングとエリア外への果敢な飛び出しだろう。また、足元の技術も平均以上のものは兼ね備えており、信頼できるゴールキーパーとなっている。

先発を果たしたセインツ戦でも左サイドからの攻撃で二度のビッグセーブを披露している。前半2分での出来事だったこともあり、ここを決められていれば完全に出鼻をくじかれていた。どちらのシュートもロリスの正面に飛んでいるとはいえ、素晴らしい反応を見せてチームを救ったビッグセーブである。

その後も相手のカウンターでの素晴らしい崩しやセットプレイでのピンチと仕事量は多かったが、最小限の失点に抑え込んで見せた。後半から流れを掴んだスパーズだっただけに、前半で失点を1に抑えられたのは大きい。

ここ最近は苦しい試合が続いていたため、勝ち点3を挙げられたことはチームにとって非常に嬉しい出来事であったに違いない。

26日にはマンチェスター・シティとタイトルを賭けた一戦が控えている。今季好調をキープしているチームとの対戦ということもあり、守勢に回る時間が多くなることが予想されるが、ロリスのビッグセーブでチームが白星を挙げることに期待したい。

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