世代交代が進むバルサCB 34歳のピケはプジョルのようになれるか

プジョルの隣で経験を積んだピケ photo/Getty Images

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負傷から復帰したピケ

バルセロナはリーガ・エスパニョーラ第31節でヘタフェと対戦。5-2と勝利を手にしている。この試合でリーガでは6試合ぶりのスタメン出場となったジェラール・ピケが45分間の出場ながら、安定したプレイを披露した。

ピケは3月のコパ・デル・レイ準決勝セカンドレグのセビージャ戦で負傷。約3週間と診断され、実戦から遠ざかっていた。その後順調に回復したピケは、レアル・マドリードとのエル・クラシコでベンチメンバーに入ると、コパ・デル・レイ決勝で復帰し、今節リーガでも復帰となった。

ハーフタイムで交代となったピケだが、前半45分で安定感のあるプレイを見せる。空中戦での勝利数は4つとチームトップの成績。さらにロングパスも全て成功させるなど、3バックの中央でチームを支えた。
今季のバルセロナは、クレマン・ラングレに加えてオスカル・ミンゲサやロナルド・アラウホなど若いCBが台頭。出場機会を増やしてチームの世代交代を進めている。その中で自身の負傷離脱もあり、出場数が激減しているピケだが、復帰後の安定感のあるプレイを見ると、まだまだバルセロナにはピケを必要と感じさせた。ピケの足元の技術やフィジカルの強さを若い選手に伝えるためにも、ピッチに立ってチームを支える柱としての役目は重要だ。

ピケがバルセロナで出場するようになった2008-09シーズンには、彼の隣にカルレス・プジョルというバルサを代表する中心選手がいた。ピケも彼の隣でプレイをすることで様々なことを学んだだろう。今年で34歳となったピケだが、今度はその役目をアラウホやミンゲサに伝える番だ。バルセロナのCBの継承へ。まだまだピケにはチームの中心として支えてほしいところだ(データは『SofaScore』より)。

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