そろそろ“W杯”でモウリーニョが見たい? スペシャル・ワンはどこへいく

スペシャル・ワンの気になる今後 photo/Getty Images

クラブでの仕事に一区切りつけるのもあり

チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドに続き、ジョゼ・モウリーニョはトッテナムでも解任の屈辱を味わうことになった。

チェルシーとマンUではタイトルを獲得したが、トッテナムでの仕事は成功とは言い難いだろう。現在もチームはトップ4から漏れており、モウリーニョの下でチーム力が大幅に向上した印象はない。

今でも名将とは評価されるものの、2015年12月にチェルシーで職を解かれてからは評価が下降気味だ。時代遅れのフットボールではないかと指摘されることもあり、正念場を迎えているのは間違いない。

問題は今後のキャリアだ。モウリーニョの主戦場はプレミアリーグだったが、近年は失敗が目立つ。今のモウリーニョにオファーを出すプレミアのビッグクラブは多くないだろう。

プレミア以外に目を向けるなら、まだ指揮を執ったことがないブンデスリーガ、リーグ・アンへの挑戦は興味深い。とはいえ、バイエルンやマウリシオ・ポチェッティーノを招聘したパリ・サンジェルマンが興味を示すかは微妙なところか。クラブでの仕事に一区切りつけるなら、そろそろ代表チームの指揮を執るモウリーニョの姿も見てみたい。

候補となるのは母国ポルトガル代表、イングランド代表といったところだが、ポルトガルは現指揮官フェルナンド・サントスと2024年まで契約を結んでいる。今すぐとはいかないが、EUROやワールドカップといった短期決戦でモウリーニョが独特の強さを発揮してくれる可能性は十分に考えられる。代表チーム挑戦も視野に入れて欲しいところ。

いずれにしても、モウリーニョも次こそは大成功を望んでいるはず。代表ならワールドカップ、クラブならチャンピオンズリーグで結果を残したいところで、スペシャル・ワンの巻き返しに期待だ。

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