攻撃陣はまさかの枠内シュート0本 要塞名古屋に屈したガンバ大阪

ガンバ大阪で監督を務める宮本恒靖氏 photo/Getty Images

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苦しいシーズンとなっているガンバ大阪

今季のガンバ大阪は新型コロナウイルスの影響もあり、活動休止のアクシデントに見舞われるなど苦しい立ち上がりとなったが、3日に行われたサンフレッチェ広島戦からリーグ戦に復帰してここまで7戦を戦っている。しかし、得点が宇佐美貴史の1ゴールのみと攻撃陣が大不振に陥っている。

22日に行われた明治安田生命J1リーグ第11節ではガンバ大阪は名古屋グランパスと対戦した。

基本を[4-4-2]として前線にレアンドロ・ペレイラ、パトリックと高さのある選手を起用する攻撃的な布陣を敷いたガンバ。しかし、名古屋の中央を固める守備に苦戦してしまい、外からのクロスが主な攻撃手段となっていたが、ランゲラックにはじき返されるシーンが散見されていた。

後半にはチュ・セジュンを投入し、サイドにロングボールを供給し、そこから攻撃をスタートさせる場面が何度か見られたが、それもゴールネットを揺らすには至らなかった。

その後、チアゴ・アウベスの投入から個人での突破や積極的なクロスの供給など、流れが変わりそうになったが、相手が5バックに変更したことでより一層スペースがなくなり攻め手を失ってしまった。

試合結果は0-2で黒星となったガンバ。失点した守備陣も気になるが、攻撃陣の枠内シュート0本は思った以上に深刻かもしれない。確かに名古屋の守備は固く苦戦を強いられたが、それ以上にガンバ側の攻撃にアイデアがなかった。前線での動き出しも少なく、パスもスペースではなく人へのものが多かった。

後半投入のチアゴがワンツーから好機を生み出していたように、連携からの崩しは名古屋相手にも効果的であった。この動きを取り入れていけば、攻撃の厚みが作れそうだ。

次節はセレッソ大阪との大阪ダービーと負けられない一戦となっている。今日の試合で問題点は浮かんだだけに、改善が必要となりそうだ。

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