勝てないサウサンプトン それでも戦い続けるアームストロング

サウサンプトンでの活躍が目立つアームストロング photo/Getty Images

主力として活躍しているスチュアート・アームストロング

先日はバーンリー相手に逆転勝ちを収めた南野拓実所属のサウサンプトンだが、なかなか勝ち星を拾えていない試合が続いている。マンチェスター・シティやレスター・シティといった格上の相手と難しい試合になるのはやむを得ないが、WBAやニューカッスルといったいわゆる格下の相手から勝ち点を積み上げられないのは非常に厳しい。

その中でも奮闘を見せているのは、スチュアート・アームストロングだ。スコットランドで長い間キャリアを築いたアームストロングは2018年にサウサンプトンに加入。今季はここまで公式戦32試合に出場しており、主に右サイドハーフでピッチに立つことが多いが、中盤であればどのポジションでもこなすことが出来るため、南野のライバルに当たる存在だ。

トッテナム戦では[4-4-2]の中盤でイングランド代表のジェイムズ・ウォード・プラウズと共にボランチでの出場となった。すると、前半2分には相手の虚を突く素早いリスタートから決定機に繋げるパスを披露。これが決まっていれば、確実に流れは掴めていたはずだ。

その後も切れ味のあるドリブルから敵陣を進みスルーパスを供給。チャンスとはならなかったが、個人での突破もお手の物だ。また、後半には自陣から前線にいるセオ・ウォルコットへ出したパスは非常に見事であった。遠くにいる相手を見つける視野の広さも素晴らしいが、実現する技術の高さも評価したい。

後半にはスパーズからの反撃を受けて逆転負けとなったが、終盤でもスプリントを続けるアームストロングの姿を見れば、今後も彼は使われ続けると思われる。

このようにチームの状況が悪くても奮闘する選手がいるだけに、セインツの上位浮上に期待したい。

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