パリ撃破のカギはサイドアタッカーの質? マフレズ&フォデンのコンビに期待が掛かる

パリ撃破のカギとなっているマフレズとフォデン photo/Getty Images

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29日にパリとの準決勝を迎えるマンC

2016年にジョゼップ・グアルディオラを招聘したマンチェスター・シティ。序盤は難しい時期も過ごしたが、プレミアでは2連覇を達成。カラバオ杯でも先日4連覇を成し遂げ、優秀な指揮官のもとで国内でのタイトルを数多く獲得している。CLでも鬼門であったベスト8を突破し、ついに準々決勝までたどり着いた。対戦相手はフランスの強豪、パリ・サンジェルマンだ。決勝トーナメントではバルセロナ、バイエルン・ミュンヘンといった超強豪クラブを倒しており、苦戦は必至となるだろう。

そんなパリはバイエルン戦で堅守速攻の戦術で勝利を掴んでいる。ポゼッションサッカーを信条とするマンC相手にも同じ戦い方を敷いてくる可能性が高く、ネイマール、キリアン・ムバッペを前線に残した[4-4-2]で中央を固めた守備ブロックの完成度は素晴らしいと言える。

そこで重要となるのはサイドアタッカーの質だろう。バイエルンもリロイ・サネ、キングスレイ・コマンといった欧州トップレベルの選手を擁しながらも、パリのサイドバックを務めたコラン・ダグバ、アブドゥ・ディアロを中心とした堅守を崩すには至らなかった。

マンCでこの堅守を崩すきっかけを作るのは、リヤド・マフレズとフィル・フォデンになると思われる。両者ともに狭いエリアでのドリブルを得意としており、先日行われたカラバオ杯ではマフレズがマンオブザマッチを獲得。フォデンは記憶にも新しいと思うが、ドルトムント戦で圧巻のパフォーマンスを披露している。

前述した通り、中央の守備を固められることが予想されるため、ハーフスペースを使った崩しや前線でのケビン・デ・ブライネのミドルシュートは対策されているだろう。また、前線に高さがないためクロスからの得点が期待できない。

以上のことからサイドアタッカーの出来が結果に直結すると言える。クラブ史上初の決勝進出に向け、サイドからの崩しに期待したい。

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