決定機阻止の好セーブ連発 守護神・東口順昭がG大阪の最少失点を支える

好セーブを連発した東口(写真は柏戦) photo/Getty Images

今季8年目を迎えるG大阪の守護神

今節の"大阪ダービー"でもっとも輝いた選手を挙げるならば、ガンバ大阪の東口順昭だった。日本代表も経験している守護神は負けられない試合で決定的なセーブを何本も見せた。

試合は8分、セレッソ大阪のFKのチャンスに蹴られたボールが伸び、ゴールキックになるかと思われたギリギリのところで大久保嘉人が足を伸ばして合わせる。しかし至近距離からのシュートは、東口が好セーブで防ぐ。

さらに16分にはロングスローのクリアボールに清武弘嗣が合わせてミドルシュートを放つも、再び東口のセーブに阻まれると、その後のチアゴのヘディングもキャッチした。34分には藤田直之のミドルシュートを止めると、44分のPKのピンチにはコースを読んでシュートを枠に飛ばさせなかった。

東口がこの試合で見せたセーブ数は「7」と活躍した。G大阪は現在8試合を消化して失点はわずか「5」。これは東口の好守による部分が大きいだろう。新型コロナウイルスの影響で連戦が続いているが、それでも安定感のある守備でチームを支える東口は、G大阪にとって非常に大きな存在だ(データは『SofaScore』より)。

G大阪は次戦に無敗の首位・川崎フロンターレをホームに迎える。最強攻撃陣を前に東口がどのようなパフォーマンスを見せるのか。昨年王者に黒星を付けるさまを見てみたい。

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