帰ってきたレスターのチャンスメイカー 来季のCLは彼の右足にかかっている

復帰後も変わらない輝きを放つマディソン photo/Getty Images

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再びCLの舞台に戻れるか

ケレチ・イヘアナチョが2021年に入ってゴールとアシストを量産し、チームはCL圏内の3位に付けているレスター・シティ。終盤でも攻守に渡って高いレベルを維持しており、近年で最も伸びたチームと言える。監督にブレンダン・ロジャーズを据えたのも大きいが、やはり的確な補強が強さの要因だろう。前述したイヘアナチョもマンチェスター・シティから加入した選手だ。その他にも守備陣の中心となりつつあるウェズレイ・フォファナや攻撃で違いを生み出せるジェイムズ・マディソンも近年のレスターを代表する当たり補強と言える。

イングランドのコヴェントリーでキャリアをスタートさせたマディソンはノリッジで名を挙げ、2018年にレスターに加入。加入初年度から36試合に出場した活躍ぶりで今季もここまで27試合に出場している。直近では新型コロナウイルス対策のプロトコルに違反するなどして問題を起こし、メンバーから外されていたが現在は復帰してピッチに立っている。

先日行われたサウサンプトン戦では[3-4-1-2]のトップ下で出場したマディソン。DFとMFの間、いわゆるバイタルエリアでボールを受けることが多く、精度の高いキックを蹴れる右足から好機を演出していた。

後半66分には相手のプレッシャーが弱いと見るとすかさず鋭いミドルシュートを放つ高い攻撃意識を見せた。ボールは惜しくもクロスバーの上を超えてしまったが、さすがのキック精度の高さだ。

また、マディソンが怪我で離脱した際にチームは[4-2-3-1]から[3-4-1-2]に戦術を変更している。主戦場であるトップ下のポジションは変わらずあるが、離脱中はアジョセ・ペレスが高い個人技や連携を見せており、定位置を掴んでいた。マディソンが復帰した際にベンチに座る時間が長くなるかと思われたが、復帰後のプレイを見ればその心配はないと言えるだろう。

今季のリーグ戦は残すところ4試合となっているが、チャンピオンズリーグ出場を目指すのであればどれも落とすことが出来ないだろう。マディソンのゴールで白星を勝ち取るレスターに注目だ。

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