“イエローサブマリン“が誇るルジの実力 セカンドゴールキーパーがこの安定感 

控えでも安定したパフォーマンスを披露しているルジ photo/Getty Images

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クラブ史上初のEL制覇へ

6日に行われたビジャレアル対アーセナルの一戦は0-0のスコアレスドローに終わった。1stレグとは違いアーセナルが両サイドバックを高い位置に配置しており、攻撃的なサッカーでこの試合に臨んだが、ビジャレアルの牙城を崩すことは出来なかった。そして2戦合計スコアが2-1となり、ビジャレアルがクラブ史上初の欧州大会での決勝に駒を進めることとなった。

そんな快挙を守護神として後方から支えたのはヘロニモ・ルジだ。アルゼンチンでキャリアをスタートさせたルジはマンチェスター・シティ、レアル・ソシエダ、モンペリエと多くのチームを渡り歩いており、今季からビジャレアルに加入している。

リーグ戦では正GKであるセルヒオ・アセンホに守護神の座を譲っているが、国内のカップ戦やヨーロッパリーグではここまで全試合に出場している。

アーセナルとの準決勝では両試合に先発しており、後方からチームをサポートしていた。ビジャレアルは後方から組み立てを行うため、GKにも足元でのパス回しが要求されるが、難なくこなしていた。また、アーセナルが前線からプレスを掛けても、一つ飛ばしたパスを供給することで後方からのビルドアップを安定させていた。

更にロングボールに対する飛び出しの判断も良く、後方にできたスペースを狙われることの多いこの試合であったが、何度もはじき返しておりDFとしては非常に頼もしい存在であったに違いない。

セービングに関して何度かポストに助けられる場面があったが、この2試合ではニコラ・ペペにPKを許した以外はゴールネットを揺らさせず、2ndレグではクリーンシートを達成した。

マンチェスター・ユナイテッドとの決勝でも先発が予想されるルジだが、相手に猛攻を完璧にシャットアウトしてクラブ史上初の国際タイトル獲得に貢献して欲しい。

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