2部降格も若きエースにはチャンス? 今季無得点の悩める21歳は再起を図れるか

今季いまだ無得点のブリュースター photo/Getty Images

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今季からシェフィールドへ加入

将来を期待される若きFWが今季悩んでいる。イングランドのストライカー、ライアン・ブリュースターだ。世代別のイングランド代表でエースを務める彼が、プレミアリーグでなかなか得点することができていない。

ブリュースターはリヴァプールのアカデミーで育つと、2018年にトップチームへ昇格を果たす。さらに昨シーズンは、経験を積むために1月からEFLチャンピオンシップ(2部)のスウォンジー・シティへレンタル移籍すると得点能力が開花。22試合に出場し11ゴールを決めるなど活躍した。その功績が認められ、今季はシェフィールド・ユナイテッドへ完全移籍を果たし、若きエースとして期待された。

しかし今季のブリュースターはプレミアで最下位に沈むチームで結果を残せず。25試合出場でいまだゴールは0。21本のシュートを放ちながらネットを揺らすことはできず、21歳の若きエース候補は、得点を奪うことができず期待に応えられていない。
ブリュースターはスピードと動き出しのうまさを武器に相手の裏を簡単に取るストライカーだ。ゴール前での落ち着きや決定力もあるものの、現状では決めきるには至っていない。U-17FIFAワールドカップでは、8ゴールを奪って得点王にもなった逸材だが、今季はその得点能力を発揮できていないのが現状だ。

ただ、すでに所属するシェフィールドは来季の2部降格が決まっている。チームとは4年契約が残っており、来季もシェフィールドへ残留となるだろう。2部で得点感覚を養うことができれば、さらに大きなストライカーに成長できる。2部降格はチームにとってネガティブな状況ではあるものの、選手個人にとってはポジティブに働くこともある。半年で11ゴールを決めた2部で磨きをかけて、翌々年にはプレミアリーグの得点ランキングに名前が載るかもしれない。シェフィールドの2部降格はブリュースターにとってはチャンスだ。

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