ボールを持つと期待を抱かせるマテウス 伸び代多き名古屋のドリブラー

名古屋の右サイドを務めるマテウス photo/Getty Images

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この試合はノーゴールに終わるも

ボールを持ったら何かを期待してしまう。そんな選手が名古屋グランパスにいる。名古屋の右サイドハーフを務めるマテウスだ。セレッソ大阪戦にスタメン出場したマテウスは積極的な仕掛けから、得点機を演出した。

C大阪戦も右サイドハーフでスタメン出場したマテウス。ボールを持つとすぐさま前を向いてドリブルを開始する。そのプレイは何かやってくれるのではないかという期待感をスタジアムに抱かせた。

またキックの威力も高く、前半は幾度となくシュートを放ち、相手ゴールを脅かした。またセットプレイのキッカーも務めており、59分には、マテウスのキックから丸山祐市が頭で合わせるなどチャンスを創出。名古屋の攻撃陣において欠かせない存在へと成長している。

ただこの試合で1つ課題となる点も見えた。細かい足技を持ち合わせたドリブルを得意とするマテウスだが、『SofaScore』のデータによると、8度のドリブルを仕掛けて成功数は0。デュエル勝利数も15回のうち「4」と身体を当てられてボールを奪われるシーンが多かった。足元の技術は高いマテウスではあるものの、フィジカルにおいては発展途上といえる。

C大阪戦ではゴールはなかったものの、今季はすでに4ゴールをマーク。名古屋においてマテウスは高い存在感を示している。高い技術力を兼ね備え、ボールを持ったら何かしてくれるかもしれないという期待を持たせるマテウスが、フィジカル面での課題を克服すれば、リーグトップレベルの選手へと進化する。

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