プレミア初ゴールはチームをCLに導く貴重な先制点 不調レスターを奮起させた若手の大仕事

今季ブレイクを果たしているトーマス photo/Getty Images

今季ブレイクした若手の一人であるトーマス

今季は順調に勝ち点を積み重ね上位に名を連ねていたレスター・シティ。しかし、ここ2戦で勝ち点を落としており、来季のCLが怪しくなると思われたが、12日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦では貴重な勝ち点3を手にしており、「ミラクルレスター」以来のCL出場が現実味を帯びてきた。そんな重要な試合で先制点を挙げたのはDFルーク・トーマスだ。

2008年からレスターに在籍しているトーマスはジェームス・ジャスティンや他の守備陣の負傷離脱により、今季から出場機会を得ている。ポジションは主に左サイドバックを主戦場としており、ウイングバックでのプレイも可能である。直近では左ウイングバックで不動の地位を築いており、今季ブレイクした選手の一人だ。

そんなトーマスが先発したマンU戦でいきなり大仕事をやってのける。前半10分ユーリ・ティーレマンスの右サイドからのクロスに走り込んだトーマスはペナルティエリア内で左足を一閃。ボールはゴール右のサイドネットに突き刺さり、先制点を獲得した。19歳の若武者がチームにとって大きなゴールを決めたのだ。その後も安定した足元の技術や冷静さを武器に左サイドバックとして前線で機能していた。

守備面ではアマド・ディアロを自由にさせてしまい失点を招いたシーンがクローズアップされていたが、他の場面では対人やスピードで強さを見せていた。起用された当初は当たり障りのない普通のプレイに終始していたトーマスだが、出場機会を増やして自信を付けたのか攻守において大きな貢献を見せている。

来季には左サイドバックの前任者であるジェイムズ・ジャスティンの怪我からの復帰も考えられるため、スタメン争いになることが予想されるが、チームの若手が切磋琢磨しあう姿はクラブからすれば嬉しい悲鳴だろう。今後も飛躍するレスターの若手に注目したい。

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