EURO2020のスペイン代表に滑り込み? マンC代表未経験の男がついに国際舞台へ

スペイン代表になる可能性のあるラポルト photo/Getty Images

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A代表での出場の経験がないラポルト

今季も終盤戦に突入している2020-21シーズン。終了後にはEURO2020が開催される予定となっている。新型コロナウイルスの影響で一年延期となったこの大会だが、この延期の影響から代表に選出される選手が出てくる可能性がある。それは、プレミア優勝を決めたばかりのマンチェスター・シティに所属するアイメリック・ラポルトだ。

アスレティック・ビルバオでセンターバックとしての地位を築いたラポルトは2018年からマンチェスター・シティに在籍している。加入初年度からセンターバックとして不動の地位を築き、今季はルベン・ディアスの移籍もあり控えとなっていたものの出場した試合では抜群のパフォーマンスを披露している。しかし代表経験は無く、今後は国籍をもつフランス、スペインからの代表招集が期待される。

そんなラポルトだが、今夏のEURO2020にスペイン代表として出場する可能性があると西『MARCA』が報じている。報道によればスペインサッカー連盟がラポルトに連絡を取ったところ、同選手は招集に向けて肯定的な返事をしたとのことだ。また、代表変更の手続きも承認されており、残すはFIFAの審査のみとなっている。更に代表監督であるルイス・エンリケもラポルト招集に前向きな考えを示しており、本大会でラ・ロハの一員となる可能性が高い。

もし、そうなるとメンバーはどうなるのか。先日行われたワールドカップ・カタール大会の欧州予選ではセルヒオ・ラモス、エリック・ガルシア、ディエゴ・ジョレンテ、イニゴ・マルティネスの4名がセンターバックとして出場している。3試合の中で全試合に出場したのはガルシアのみであり、残りの3名をローテーションで使っていた。とはいえ、ラモスは負傷の影響からベンチに座っていた試合もあったため本命はラモスとガルシアのコンビか。

そうなると同じレフティのマルティネスとラポルトが、ライバルとして争うことになりそうだ。どちらも後方からの組み立てに強みをもっており、前線を活性化させられる能力は高い。となれば身長189cmの長身で空中戦を強みとしているラポルトが一歩有利か。開催まで一ヵ月と迫っている本大会だが、スペイン代表の招集メンバーに注目したい。

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