“爆速”の超攻撃型WBは覚醒するか 来季バイエルンで見たい3バック

爆発的なスピードが自慢のA・デイビス photo/Getty Images

ナーゲルスマンの挑戦

来季よりバイエルンの指揮官に就任するユリアン・ナーゲルスマンは、どう王者を変えていくのだろうか。

ナーゲルスマンは複数のシステムを使う青年指揮官であり、今季指揮するライプツィヒでも4バックや3バックを使い分けている。注目したいのは、バイエルンでも3バックを使用するかどうかだ。

センターバックの頭数ではニクラス・ズーレ、レフティーのリュカ・エルナンデス、バンジャマン・パヴァール、さらにライプツィヒから若手実力派DFダヨ・ウパメカノの獲得が決定している。3バックも興味深いオプションの1つとなるだろう。

さらに3バックで楽しみなのは、超攻撃型左サイドバックとして話題を呼ぶアルフォンソ・デイビスだ。ライプツィヒでは今季左ウイングバックのアンヘリーニョがすべてのコンペティションで8得点11アシストの成績を残しており、左ウイングバックとしてナーゲルスマンの下で大きく伸びた。

デイビスはアタッカーとして注目を集めてきたプレイヤーで、ナーゲルスマンの下でウイングバックの才能が開花する可能性も考えられる。3バック導入で最も楽しみな選手の1人ではないか。

ブンデスリーガ公式は来季のバイエルン予想スタメンで、リュカ・エルナンデス、ズーレ、ウパメカノの3バック、ジョシュア・キミッヒとレオン・ゴレツカのダブルボランチ、左ウイングバックにデイビス、右ウイングバックにセルジュ・ニャブリ、シャドーの位置にトーマス・ミュラーとレロイ・サネ、1トップにロベルト・レヴァンドフスキの[3-4-3]が1つのオプションになると紹介している。

見てみたいプランではあるが、ナーゲルスマンはバイエルンでも柔軟にシステムを動かしてくるのか。若手の育成に長けた指揮官でもあるだけに、デイビスやウパメカノのさらなる成長にも期待がかかる。

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