背番号10がここまで0得点? 失われてしまったガンバの得点力

ガンバ大阪の攻撃を支える倉田 photo/Getty Images

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一時は追い付くも終盤に突き放された広島戦

ここまで10試合消化して勝ち点7と下位に沈むガンバ大阪。新型コロナウイルスの影響から日程が変則になったことを考慮しても、昨季リーグ戦2位で終えたチームとは思えないほど勝ち点を落としている。勝てない要因として一つ考えられるとすればここまでリーグ戦3得点と決定力不足を露呈している攻撃陣か。それでも背番号「10」を身にまとう倉田秋は奮闘を見せている。

ガンバの育成組織出身の倉田はジェフユナイテッド市原・千葉やライバルのセレッソ大阪への期限付き移籍で経験値を積み、2012年にクラブに復帰を果たしている。その後はチームの中心選手として活躍しており、今季はここまで全試合に出場と指揮官からの信頼も厚い。ポジションはチームのスタイルである[4-4-2]の左サイドハーフを務めている。

12日に行われたサンフレッチェ広島戦でも左サイドハーフとして先発を果たした倉田は鋭いドリブルやスペースを生み出すフリーランでチャンスを創出。コンディションがいいのか非常にキレており、左サイドで脅威となっていた。また、ボールを持った際の視野が広くピッチを大きく使うサイドチェンジも見られ、前線を活性化させていた。

守備でも粘り強い守備を見せており、データサイト『Sofa Score』によればタックル成功数4回とインターセプト数1回を記録。読みの部分が冴えわたっており、左サイドで相手の脅威となっていた。

しかし、今季ここまで得点がなく左サイドで良さを見せているだけに目に見える結果が欲しいところ。次節は16日に浦和レッズとの対戦が予定されているだけに貪欲に得点を狙ってチームを勝利に導いて欲しい。

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