89日ぶりの実戦復帰となったグリーリッシュ 短い時間で見せつけた確かな才能

長期離脱から復帰したグリーリッシュ photo/Getty Images

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エヴァートン戦はスコアレスドローに終わっている

昨季は17位とギリギリで降格圏から抜け出してプレミア残留を決めたアストン・ヴィラ。18位のボーンマスとは1ポイント差と最後まで気が抜けないシーズンであった。今季はここまで13ゴールを挙げているオリー・ワトキンスの補強もあり、35節終了時で11位とまずまずの成績を収めている。しかし、チームのエースであるジャック・グリーリッシュは2月13日のブライトン戦から負傷の影響で戦列を離れていたため、彼が怪我無く戦えていればなんて考えも膨らんでしまう。

そんなグリーリッシュは13日のエヴァートン戦で戦列復帰を果たし、実に89日ぶりの実戦となった。

後半72分にベルトラン・トラオレと交代で左サイドハーフに入ったグリーリッシュ。それまでまとまりのなかったヴィラの攻撃がグリーリッシュのいる左サイドを中心に行われるようになる。グリーリッシュが中央にポジションを取るため左サイドバックのマット・ターゲットが上がる回数が多くなっていた。

また、短い出場時間ではあるもののパス成功数が100%、キーパスがチームで2番目の1本と、確実にチームの攻撃を活性化させていた。

後半79分にはここまであまり使われていなかったバイタルエリアで受けてから好機を演出しており、相手が嫌がるポジションでボールを受けることが出来る選手だと再確認できた。

その後もドリブル、スルーパスと攻撃を牽引していたグリーリッシュ。待望のゴールがお預けとなってしまったが、久しぶりの実戦でこれだけのパフォーマンスを披露したグリーリッシュにはさすがの一言だ。

マンチェスター・ユナイテッドやトッテナム・ホットスパーといったプレミアの強豪クラブから獲得の話が出ているグリーリッシュだが、今後の動向に注目したい(データは『WhoScored.com』より)。

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