次でクラブ記録更新も “クリーンシート15回”誇る遅咲きの鉄壁守護神

遅咲きのマルティネス photo/Getty Images

後方からチームを支えるマルティネス

ここまで11位と健闘しているアストン・ヴィラ。昨季17位の成績から考えれば今季の躍進は評価されるべきだろう。今季加入のオリー・ワトキンスはストライカーとして13点を取っており、長期離脱から復帰したばかりではあるがジャック・グリーリッシュの存在も大きい。

今季は前線だけでなく、守備力も大幅に強化されている。昨季は失点が67点と下から2番目の数字であったが、今季は41点と上から5番目の数字となっている。抜群の守備力を手に入れたアストン・ヴィラだが、今季から守護神を務めるエミリアーノ・マルティネスの存在が大きいと言える。

2012年にアーセナルでプロキャリアをスタートさせたマルティネス。その後は多くのクラブをローンで渡り歩くが、昨季アーセナルで正GKであるベルント・レノの負傷により出番を得て、見事FA杯優勝に貢献している。そこでの活躍が見込まれ、今季からアストン・ヴィラで正GKを務めている。

28歳と遅咲きのマルティネスだが、13日の行われたエヴァートン戦で今季15回目となるクリーンシートを達成している。プレミアでこの記録の上を行く選手は18回のマンチェスター・シティ所属のエデルソン・モラレスと16回のチェルシー所属のエドゥアール・メンディのみとなっており、クラブの大きさを考えるとマルティネスの成績は特筆すべきだ。

また、アストン・ヴィラ公式によればプレミアでのクリーンシート数のクラブ内記録が、ブラッド・フリーデル氏の15回となっており、残りの3試合のどこかでクリーンシートを達成すればクラブ記録更新となるようだ。クリスタル・パレス、トッテナム、チェルシーと手ごわいチームが残っているが、ぜひともこの記録を塗り替えて欲しい。

エヴァートン戦では5セーブとビッグセーブ連発で引き分けに持ち込んだマルティネス。今後も彼の活躍に期待したい(データは『FBREF』より)。

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